稲盛和夫の本から名言を読み解く!強運になる為の方法

 

運が悪い人も安心 「生き方」で人生は逆転できる!

 転換期に何をしたのか?

努力しても上手くいかない人はたくさんいます。

一方であまり努力しなくても何をやっても上手くいく人はいます。

できれば、後者の人生を歩みたいと誰もが思いますね。

その為には運を良くすることが絶対条件になってきます。

世の中には、生まれてからずっと運の良い人生を送っている人もいます。

反対に、生まれてからずっと運の悪い人生を送っている人もいます。

しかし、生まれてからずっと運の悪い人生を送っていたとしても、ある時期を境にして飛躍していく人生もあります。

運が悪い時期から、運の良い人生に変わり始めた「転換期」に何をしたのか?

またはどのように考え方が変わったのか?

これらの事を知ることは、現在運の悪い人生を送っている人にとっては、とても参考になる話となるはずです。

運の悪い人生を劇的に好転させていった代表的な人物が、au(KDDI)・京セラ創業者の稲森和夫氏です。

たぶん、知らない人はいないことでしょう。

近年では、日本航空の立て直しにも尽力してきた人です。

稲盛和夫氏は、若い頃は意外にも運がなかったそうです。

しかし、ある出来事をきっかけにして、考え方や行動が変わっていき、大飛躍していくこととなります。

「転換期」に何をしたのか?

ひょっとしたら、この世の中には、もともと運の良い人というのは、少数派かもしれませんね。

私も運の仕組みを知る前は、

12年間椎間板ヘルニアに悩まされ、

何度も仕事を転々とし、

サラ金からお金を借りたり、

そんな生活をずっと続けていましたが、やはりある「転換期」を境にして、人生は激変していきました。

運が悪い人生をただ嘆くのではなく、その後どのように考え方や行動を変えていくのかということが、一番大事なのではないでしょうか。

避けても逃げても、災厄は追いかけてくる

稲盛和夫氏が書いた本の中でも、「生き方」はとても素晴らしい内容のものです。

何故なら、運の悪かった頃の話を包み隠さず話されているからです。

運のない時代を経て、その後人生を大飛躍させたのですから、きっと多くの人i勇気と希望を与えることでしょう。

稲盛さん自身、著書の中で次のようなことを言われています。

『私の人生は失敗と挫折の連続で、何度も痛い目にあいながら、その法則を「思い知らされた」というのが実情なのです。』

そして、『若い頃の私といえば、やることなすこと、ことごとくうまくいかず、「こういう方向に行きたい」と希望して、かなうことは一度もありませんでした。』

稲盛さんが最初に味わった挫折体験は、中学受験の失敗です。

そして、その直後には結核に侵され、死を覚悟することとなります。

今でこそ、結核はきちんと治療すれば治りますが、昔は「不治の病」として広く世間一般的に知られた病気です。

しかも、稲盛さんの家系は、叔父が二人、叔母が一人結核で亡くなるという、結核家系なので、稲盛さんが死を覚悟するのも無理はないことでした。

しかし、この件に関しては、自分の心(運)が、引き寄せたことであるという事を、気づかされたようです。

何故なら、稲盛さんの叔父が、自宅の離れで療養している時に、いつもその部屋の前を稲盛さんは鼻をつまんで通っていたそうです。

結核が移るのを恐れていたのですね。

しかし、稲盛さんの父や兄は、いつも平然としていて、しかしも父は叔父の看病をしていたにも関わらず、結核が移ることはありませんでした。

結局、結核の叔父から避けよう、逃げようとして、病気のことを嫌っていた稲盛さんだけが結核に移るという、なんとも運のない結末を迎えることになります。

この時に稲盛さんは深く反省したものの、考え方の根本的な部分は変わらず、やはりその後も運のない人生を歩むことになります。

没頭すれば、たいがいの事は成功する

いつ潰れてもおかしくないオンボロ会社に就職

結局、稲盛さんの結核は治ったものの、その後も運のない生活を送ることになります。

大学受験では、第一志望校には合格できず、しかたなく地元の大学に行ったそうです。

しかも、卒業の頃は、世の中はちょうど不景気の真っ最中で、就職試験は何度も落ちたそうです。

その時「自分の不運を呪った」そうです。

そして、こう思ったそうです。

『いっそやくざにでもなってやろうかと、繁華街のとある組事務所の前をうろついたりしたこともありました。』

やくざになろうという気持ちがあったくらいですから、相当自分の不運を嘆いていたことは想像できることでしょう。

auを創業した稲盛さんが、若い頃にそんな不遇な時代を送っていたなんて、全く想像できませんね。

稲盛さんはその後、大学の教授の紹介で京都にある碍子製造メーカーに勤めることができました。

ようやく、稲盛さんにも運が回ってきたのかと思うと、そうではありません。

その会社はいつ潰れてもおかしくないオンボロ会社で、給料の遅配は当たり前だったそうです。

同僚は皆、辞めていき、稲盛さんだけが、その会社に残ることになりました。

しかし、本来稲盛さんは、同僚と二人で、その会社を辞めて自衛隊の幹部候補生学校に行くつもりで試験を受け、二人とも合格したそうです。

その時のことを著書『君の思いは必ず実現する』で、次のように書かれています。

『幹部候補生学校に入るには戸籍抄本が必要だったので、二人とも郷里に電報を打って「戸籍抄本を送ってほしい」と頼みました。』

しかし、郷里に住んでいる稲盛さんの兄は、大変怒って戸籍抄本を送らなかったそうです。

実家では貧乏な生活を送っており、稲盛さんの兄と妹は大学に行かず、家の為に働いていたそうです。

そんな状況で、「会社を辞めたい」と言った稲盛さんに対して、お兄さんは激怒して、「会社に入れてもらっただけでも、ありがたいと思って働け」と叱ったそうです。

赤字会社を立て直したいという思いに変わる

結局、稲盛さんは、そのオンボロ会社に一人ポツンと取り残されてしまいました。

せっかく受けた自衛隊の試験に合格したのに、そちらには行けず、結局自分一人だけ、しかたなくその会社で働くことになりました。

きっと、ここでも自分の運命を呪ったことでしょう。

しかし、ここからです。

稲盛さんの気持ちが吹っ切れて、考え方も変わりました。

その「どん底期」を境にして、稲盛さんの人生はどんどん開花していくことになります。

『君の思いは必ず実現する』の著書では。

『どうせ、もう行くところはない。これ以上、毎日、不平不満を言ってもしょうがないから、ファインセラミックの研究に没頭してやろう。』

と書かれています。

なんと、研究室にまで釜や鍋などの自炊道具を持ち込み、研究室に寝泊まりして研究に没頭するようになりました。

研究に没頭すると、だんだん研究が楽しくなってきて、ちょっとの時間も惜しくなり、研究室で寝泊まりすることとなります。

研究に没頭すればするほど、それに比例して成果も出てきて、上司から褒められるようになりました。

上司から褒められると、さらに研究に没頭するようになり、どんどん仕事が楽しくなってきたようです。

遂には

「自分の研究で、この赤字会社を立て直したい」

とまで思うようになりました。

このように考え方が変わってくると、プラスのスパイラルとなり、好循環が続くようになります。

そして、そのうち当時の松下電器グループの松下電子工業から受注を受け、大量生産になることとなります。

そういった紆余曲折を経ながら、稲盛さんは独立することとなり、「京都セラミック(現・京セラ)」が誕生するわけです。

目の前の現実を受け入れるかどうかで、人生は決まる

考え方が変われば、人生も変わる

稲盛和夫さんの最初の挫折は、中学受験の失敗から始まっています。

そして、結核になり、

大学も第一志望校には行けず、

就職試験は何処に行っても落ち、

何とか紹介してもらった会社はオンボロ会社だった。

その会社を辞めようと準備するも、兄に怒られて頓挫。

稲盛さんに限らず、人生というのはなかなか思い通りに事が運ばないことが多いですね。

結局は、目の前の現実(マイナス)を受け入れる(プラス)ことで、稲盛さんの人生は飛躍的に好転していくこととなります。

この事は、何をやっても上手くいかない運の悪い人にとっては、とても参考になる話だと思います。

現実(マイナス)を快く受け入れる(プラス)

と本当に人生は劇的に変わっていきます。

嫌々受け入れても、現実は変わりませんが、やはり「気持ちよく」受け入れるというのが、運を引き寄せるコツとなります。

そうすると、必ずエネルギー(運)が発生して、ほとんどの願望か叶うようになります。

(運の仕組みについて知りたい方は『運が悪い原因を解明!意識的に運を発生させる「ゼロの法則」とは?』を参照して下さい)

しかも、稲盛さんは、鍋や釜を研究室に持ち込んで、自炊しながら寝泊まりして研究に没頭していたのですから、運も味方してくれたはずです。

今までは会社の不平不満を言いながら、仕事をしていたのが、気持ちが変わることで研究室で寝泊まりするくらい仕事に没頭するようになったのですから、

人間はやはり心のあり方がとても大事であるということです。

嫌いな仕事でも成功できる

もしあなたが今、とても理不尽な目に遭っていたり、仕事で成果が出なかったり、何をやっても上手くいかないのであれば、まずは目の前の現実を快く受け入れてみることです。

不平不満を言うのではなくて、現実を喜んで受け入れてみる。

そうする事で、本当にエネルギー(運)が発生するようになっています。

実際に、それは私も体験しました。

ですから、本当は誰でも、劇的に人生を変えていくことはできるのです。

目の前の辛い現実に遭遇してしまうと、ほとんどの人は、

避けてしまうか、

逃げてしまうか、

怒ってしまうか、

泣いてしまうか、

我慢してしまうか、

という選択を繰り返してしまいます。

辛い現実に対して、「喜んで受け入れる」という選択をする人は、ほとんど皆無に近いことでしょう。

稲盛さんは、喜んで研究に没頭することで、劇的に人生を好転させました。

もともと研究が好きだったわけでもありませんし、仕事が好きだったわけでもありません。

著書『君の思いは必ず実現する』では、次のような事が書かれています。

『わたしは、先ほども述べたように、意識して「仕事を好きになる」努力をしました。わたしが社会に出てはじめて入った会社は赤字続きの会社で、会社を好きになろうと思っても、なかなか好きにはなれませんでした』

自己啓発系の本やセミナーでは、

「自分の好きなことをやりなさい」とか

「好きなことをすればだまっていも成功できる」とか

よく言われています。

しかし、実際には、好きなことをして仕事している人は、本当にごくごく少数派です。

稲盛さんは、大きく成功したので、きっとほとんどの人は、

環境に恵まれていたのだろうとか、

運が良かったのだろうとか、

才能があったのだろうとか

思いがちですが、稲盛さんは「嫌いな会社(マイナス)で働いていても、意識して好きに(プラス)なる努力」をしてきたからこそ、運が味方して成功へと導いてくれたのだと思います。

 宝物はマイナスの顔をしてやってくる

最初から幸せを掴み取る人はいない

しかたなく赤字のオンボロ会社で働いた。

しかし、もし稲盛さんが希望通りに、自衛隊の幹部候補生学校へ行ったとしたら、どうなっていたでしょうか。

きっと世に名を残すような名経営者とはなっていなかったことでしょう。

運について知らない人や、運の悪い人は、

“最初”に希望通りの現実が来ることが最善」

と思っている人がほとんどです。

しかし、運の世界(ゼロの法則)では、

「宝物はマイナスの顔をしてやって来る」

というのが定説となっています。

他にも世間では、

「幸せは不幸の顔をしてやってくる」とか、

「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」とか

言われています。

最初から、幸せを掴み取る人は、残念ながらいないのです。

ここで誤解してしまうと、最初は失敗したり上手くいかなったりする過程を知らないので、目の前の現実を嘆くことになってしまいます。

ですから、理不尽な境遇や、不公平な現実であえいでいるのであれば、本当はそれこそ大チャンスなのです。

それを乗り越えると、別世界が待っているのですが、ほとんどの人は途中で挫折してしまいます。

やはり、厳しい現実を目の当たりにしてしまうと、初期の頃の稲盛さんのように、毎日不平不満を言って、そこから逃げることばかりに意識が向かってしまいます。

松下幸之助も丁稚奉公から大成功への道を歩む

稲盛さんが特別なのではなく、他にも不遇な時代を経て、そこから大成功を収めた人はいます。

パナソニックを創業した松下幸之助さんは、名経営者として今でも語り継がれています。

松下さんは小さい頃、丁稚奉公に行かされて、仕事をしていました。

しかし、その後に、転機が訪れて、母の勧めで大阪の学校に行って勉強する機会が与えられようとしました。

勉強が好きだった松下さんにとっては、願ってもないチャンスです。

9歳の若さで丁稚奉公に行かされた松下さんにとっては、ぜひ勉強をしてりっぱになりたいという気持ちがあったことでしょう。

丁稚奉公に行ってから1年後の吉報です。

昼間は仕事をしながら、夜間大学で勉強する機会が訪れたのです。

「ぜひ、そうしてほしい」と母に頼んだそうです。

しかし、ここでも稲盛さんと似たような状況になってしまいました。

松下さんのお父さんに、学校に行くことを聞いてみると、

「お母さんがおまえに奉公をやめさせて給仕に出し、夜間学校に行かせたいという話を聞いたが、俺は反対じゃ。今まで通り奉公を続けて、やがて実業で身を立ててほしい」

と言われたそうです。

きっと、幼い松下さんにとって、学校に行くチャンスを潰されたことは、大変なショックだったことでしょう。

しかし、松下さんも、その状況をすんなり受け入れ、その後も丁稚奉公を続けることになりました。

もし、丁稚奉公をやめていたら?

今のように「経営の神様」と崇められることはなかったかもしれません。

稲盛さんに限らず、松下さんも不運な境遇をすんなりと受け入れて、見事に大成功を収めています。

ですから、

「宝物はマイナスの顔をしてやってくる」

というのは、本当なのです。

あなたも今、不平不満を抱えて仕事をしたり、毎日の生活が不満だらけだったりするかもしれません。

しかし、そんな状況を乗り越えるからこそ、大きな宝物が頂けるのです。

運を味方につけた人は、苦労なく前に進める

 運が悪いと思うのではなく、運が良いと思う 

稲盛さんにしても、松下さんにしても、

「自分は違うところに行きたい!」

と願っても、結局は兄や親に反対されて、不遇な現実を受け入れていくしかありませんでした。

きっとあなたも同じようなことを経験していることでしょう。

こういう経験をしてしまうと、ほとんどの人は、「自分は運が悪い」と嘆いてしまうのではないでしょうか。

稲盛さんのように給料の遅配が当たり前だったり、

松下さんのように小学校から丁稚奉公に行かされたり、

そんな境遇を思えば、「自分の方がまだまし」と思っている人は少なくないかもしれません。

周りの人の反対を押し切って行動するというのは、とても勇気のいることです。

また、周りの人の意見をすんなり受け入れてしまうのが、「絶対いい」というわけではありません。

あくまでも、

「もうどこにも行くところがない」とか、

「自分では決められない」とか、

「家族の言っていることが正しいと思う」とか、

「自分はいつも辛抱が足りないから」とか、

やはり何か思い当たる節があるのであれば、目の前の辛い現実をすんなり受け入れて、我慢してみるのも、賢い選択になるのかもしれません。

「運が悪い」というのは、一見すると辛くて悲しい現実ですが、見方を変えると実は人生を大逆転できる可能性を秘めているのです。

「自分の人生を嘆く」のか、

「自分の人生に期待を抱く」のか、

考え方を変えていくだけでも、人生は良い方向に進むものです。

運が悪い人は、いつも向かい風の中を歩いている

稲盛さんの著書『君の思いは必ず実現する』では次ようなことが書かれています。

『大事なことは、幸運であれ、災難であれ、人生で起こるいろいろなことは、神様が与えてくれた試練なのだ、と考えることです。その試練が幸運であったときは、それを「ありがとう」と素直に感謝の心で受け止め、慢心せず、謙虚さを失わずさらに努力を続けることです。また、その試練が災難であったときには嘆かず、恨まず、腐らず、ねたまず、愚痴をこぼさず、ただひたすらに明るく前向きに努力を続けることです。』

稲盛さんは、無意識のうちに「ゼロの法則」を実践されています。

幸運(プラス)の時には、謙虚(マイナス)になり、

災難(マイナス)の時には、明るく前向き(プラス)になり、

稲盛さんは、その場の感情に流されることなく、上手く感情をコントロールしてきた様子が伺えます。

ただ努力を続けるだけでは、一代で巨大な企業を作り上げるのは、ほぼ不可能なことです。

やはりそこには、目に見えない力が作用していると考えるのが自然です。

きっと、稲盛さんには最大限、運が味方してくれたことと思います。

『最大限、運が味方する』とは、どういうことを言うのでしょうか。

例えば、海に小舟を浮かべたら、そこに「追い風」が吹けば、簡単に苦労なく前に進むことができます。

そこに努力(オールで漕ぐ)を加えると、物凄いスピードで前に進みますね。

しかし、努力して(オールで漕ぐ)、物凄いスピードで前に進めるのは、なんといっても「追い風」のおかげです。

しかし、運の悪い人は、「向かい風」の中をオールで漕ぐので、とても疲れます。

しかも、疲れるわりには、あまり前には進みません。

「疲れるのに前に進まない」というのは、努力しても結果が出ないことと同じです。

運が悪い人の典型的な特徴ですね。

その為、途中で人生をあきらめてしまう人がほとんどです。

運の良い人は

「ちょっとオールで漕いだだけで、どんどん前に進める」

ということになってしまいますね。

ちょっと努力しただけで、すぐに結果を残せます。

ですから、物凄く努力すれば、とんでもない結果が残せるのも不思議なことではないのです。

運を味方につけるかどうかというのは、本当に人生を決定づけているといっても過言ではありません。

「思い込み」で、運は開ける

 宝物は目の前にある、それを信じること

稲盛さんの著書『君の思いは必ず実現する』では次のようなことも書かれています。

『絶対に自分の将来は不幸だと思ってはなりません。自分の未来にはバラ色の幸運が待ち受けていると信じることが大切です。』

これはとても大切なことです。

「思考は現実化する」というのは、本当です。

人間の「思い込み」というのは、運の世界ではとても強力に外の世界に働きかけることができます。

「私は運がいい」と思い込めば、本当に運の良い出来事が起こりだすようになります。

辛い出来事や理不尽な目には、必ず誰もが経験するものです。

そんな時にはつい、

「運がない」とか、

「あいつのせいだ」とか、

「あの時、~~していれば」とか、

自分の人生を呪ってしまいたくなります。

しかし、前にも言いましたが、「宝物はマイナスの顔をしてやってくる」というのが、運の世界での決め事です。

ですから、

「今こんだけ辛いのだから、この先とんでもない事が起こるに決まっている」とか、

「今悪い事ばかり起こるのは、きっとこの先願望が叶う予兆に違いない」とか、

「運を頂けるチャンスだから、相手を許してあげよう」とか、

不運の時でも、良い事をイメージすれば、必ずそれが現実となるようになります。

マイナスの出来事が起こったら、本当に

宝物はすぐ目の前に来ているのです。

欲しいものが手に入れられるチャンスなのですが、ほとんどの人は目の前のマイナスの現実に押しつぶされてしまいます。

もったいないですね。

喜ぶ感情に浸り過ぎると、ドタキャンが多くなる

「この先良い事が起こる」と思い込むのは、意外と難しく感じている人もいるかもしれません。

しかし、思い込むことの大切さは稲盛さんも説いてますし、私も実際その凄さを経験しています。

「この先良いことが起こる」とか、

「願望が叶うチャンス」とか、

「運を頂くチャンス」とか、

思い込むのは、その人の自由です。

「朝、電車の中で足を踏まれたから今日はいい事が起こるはず。ツイてるかも。」

とこんな感じで、思い込むようにすれば、OKです。

何も難しいことはありません。

「今日財布を落としたので、もしかしたら宝くじが当たるかも。ラッキー!!」

このような考え方が身についてくると、マイナスの出来事が起こった時に、必要以上にマイナス感情にならなくて済みます。

しかも、心がだんだん安定してくるようになります。

マイナス感情が長引けば長引くほど、運気も停滞してしまいます。

「別にマイナスの事があってもいいや」と思えるようになると、それだけでも心の中で占めている不安な気持ちは抜けていくようになります。

「運がいい」とか、

「ツイてる」とか、

「ラッキー」とか、

これらの言葉は、

「マイナス」の後に発するからこそ、絶大な効果が発揮されるのです。

良い事があった後に、「ツイてる」とか何度も連発しても、運が良くなるどころか、逆に運は離れていってしまいます。

何事もやはり、「タイミング」が重要なのです。

ですから、運の悪い人は、たまに良い事があっても長続きしない傾向が強いです。

それは、良い事があった時に、喜ぶ感情に浸っていることが多いからです。

心当たりのある人は要注意ですね。

また、ドタキャンされることが多い人も、この手のタイプの人に非常に多いです。

運というのは、人間の感情でいくらでもコントロールできるものなのです。

特に運の悪い人は、感情をコントロールできるよう、訓練した方がいいかもしれませんね。

最後までお読み頂き、有難うございます。

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      2021/10/14

 - 偉人達人