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人間関係に疲れた時の処方箋 キャサリンの物語2

人形

5.周りはもう変化している?

バランス-『その後はどうだい?』

キャサリン-『なんだか、少し気分が晴れてきたみたい。あれからママのいいところを見つけるように努力して考えてみたわ。お弁当を持っていくのを忘れて、ママが駅まで届けてくれたこともあったし、靴はいつもきれいだけど、よく考えてみるとママがいつも磨いてくれていたのね。』

マイケル-『(俺の靴は、いつも汚いけどな~。どうして何だろう?)』

キャサリン-『ママが私にしてくれていることは、自分の親だから当たり前と思っていたけど、よく考えてみるといろいろ私の事に気を使ってくれているみたいです。ママが私の為にしてくれた事は頭の中に残らないけど、してくれなかった事はいつまでも心に残っているの。』

バランス-『いつまでも親が自分の世話をしてくれると思ったらダメだよ。そしてそれを当然と思ってもいけないしね。それとキャサリンだけでなく、ほとんどの人が物事の片方だけしか受け入れられない心を持っているんだ。どういうことをいっているかと言うとね、

物事には必ず両極があるんだよ。

プラスとマイナス、昼と夜、過去と未来・・・。キャサリンはね、常にプラスだけを求めているんだよ。』

キャサリン-『・・・・・』

バランス-『マイナスを受け入れようとする心ができていないんだよ。キャサリンはこの間、パパは優しいから好き、ママはうるさいから嫌いと言ったね。良いところは受け入れるけど、悪いところは受け入れないというのは、心のバランスが保たれないんだよ。夏と冬があることくらいは誰でも知っているよね。夏は開放的で好きだけど、冬は寒いから嫌いと言っているようなものだね。でも、冬は寒いからといってそこから逃げ出すわけにはいかないよね。』

マイケル-『(なるほど・・・)』

バランス-『受け入れるのが自然だし当たり前のことだよね。冬の寒さが嫌いだからといって毎年海外で生活するわけにもいかないだろう。ましてやそんなお金はないだろうし・・・。だから、嫌いな人も受け入れる心が大事なんだよ。でも今回はお母さんのいい所を見つけることができたんだからそれだけで充分だね。そしてこれからもっともっといろんな人の好きなところを見るようにしてご覧。きっとキャサリンの心もそれと同時に幸せになってくるはずだよ。』

キャサリン-『うちのクラスでいじめられている、ガマガエルみたいな顔をした男の子のいい所を、見つけられるように努力してみようと思っています。』

バランス-『すごいじゃないか~!自分からプラス思考をしようって思うことだけでも物凄い変化だね。もうキャサリンは変わっているよ。しかもいい方向にね。』

マイケル-『ガマガエルみたいな顔をしたクラスメイトを、あれほど気持ち悪いって言っていたのにキャサリンも少しは変わったみたいだな。それに顔だけでその人の人間性を全部否定している事になるんだから、そのガマガエルみたいな子も可哀相だよな。頭が悪いって言われりゃ勉強をすればなんとか直るかもしれないけど、顔を悪いって言われても直しようがないんだからな~。』

キャサリン-『反省しま~す!』

マイケル-『その点、俺は恵まれているかもしれないな。これで頭も良くてお金もあったら完璧なんだけどな~。こう考えてみると世の中けっこう公平かもな。うん、うん、納得。』

キャサリン-『一人で納得して・・・、バカじゃないの!この間、ママのいいところを見つけるように努力したら、少しずつだけど他人の嫌いなところが許せるようになったし、人間なんだから悪いところもあって当然って思えるようになったの。そして自分の心が変化している事に気づいてきたの。周りはまだ何も変化していないけど、自分の心は確実に変化しているのがわかるの。』

バランス-『キャサリンの周りはもう変化しているよ。』

キャサリン-『え?どういうことですか?私じゃなくて、周りが変化している?』

バランス-『そう、キャサリンの心が少し変わったのと同時に、キャサリンの周りも少し変化しているよ。お母さんのキャサリンに対する態度が変わっている事に気づくはずだよ。キャサリンが意識して見ていないから、お母さんが変化していないように見えるけど、よく意識してご覧。』

キャサリン-『すご~い!!それって本当ですか!てっきり1ヶ月以上かかると思っていたのに~。』

バランス-『対極であるプラスマイナスはとっても仲良し。対極である男と女が愛し合うのもそれと同じ事。

電池と同じで人間の思考もプラスとマイナスが合わさるとエネルギーが発生する。思考の場合はエネルギーとは言わず運と言うんだよ。

髪の毛だって、1ヶ月もすれば誰でも自分の髪が伸びたと感じるでしょ。一日じゃ髪の毛が伸びたかどうかわからないけど、でも確実に伸びている事だけは確かだよね。』

マイケル-『(目に見えないだけで、確実に変化してるんだ~。)』

バランス-『それに暑い時(プラス)には、クーラー(マイナス)をつけるとエネルギーが発生するね。涼しいというのはプラスマイナスという対極のものが合わさって起こったに過ぎないんだよ。そしてクーラーをつけた時に1ヶ月も経ってから涼しくなるだろうか?そんなバカなことはないよね。すぐに涼しくなるよね。思考もそれと同じで、プラス思考をした瞬間にすでにエネルギーは発生されているんだよ。』

キャサリン-『じゃあ、次はいつもいじめられているガマガエルの男の子をプラス思考するわ。』

マイケル-『お前、ガマガエル、ガマガエルって言うけど、そいつにもちゃんと名前があるんだろう。ガマガエルって言うこと自体、すでにそいつを嫌っている事にならないかな ~。』

キャサリン-『そういえばそうよね~。みんなガマ、ガマって言うから名前忘れちゃった。あっ!思い出したわ。ポールよ、ポール!』

バランス-『そうだね、マイケルもいいところに気がついたね。人の容姿のマイナスだと思うところを、名前で呼ぶなんてやめた方がいいね。仮に他の人がみんなポールのことを、ガマって呼んでもキャサリンだけは真似しないようにね。』

キャサリン-『はい、わかりました。兄に教えられるなんて、とても恥ずかしいわ!そのうち私が兄に教えてあげられるように頑張ります。』

6.許すとエネルギーが発生?

キャサリン-『おはよう、ポール!』

ポール-『お・・・おはよう・・・』

キャサリン-『どうしたの?そんなびっくりした顔して。』

ポール-『だって、僕はいつもガマって呼ばれてるから・・・。この学校に来てから、先生以外の人にポールって呼ばれたの初めてだよ。それに女の人からおはようなんて言われたのも初めてだよ。何かあったのかい?』

キャサリン-『え、どういうこと?』

ポール-『女の人は皆、僕のことを気持ち悪いって言って近寄らないよ。それなのにどうしておはよう!なんて。頭がおかしくなったか・・・、あるいは君も最近クラスでいじめられているから孤独に耐え切れずに僕に声をかけたかとか。』

キャサリン-『残念だけど、答えはそのどちらでもないわ!朝、知っている人に会ったら、おはようって挨拶するのは当たり前でしょ、ただそれだけよ。もう授業が始まるわよ。』

ポール-『あ、でも・・・』

キャサリン-『じゃ、また後でね!学校が終わったら裏の公園で待っててよ。』

放課後

ポール-『もしかして僕をからかっているのかい?』

キャサリン-『違うわよ!あのね、ポールにいいことを教えてあげようかなって思って。』

ポール-『僕にいいことを教えてくれる?何故僕に?それにそんなことをしてキャサリンは何か得をするのかい?』

キャサリン-『得とか損とかじゃないの!何故ポールはみんなにいじめられていると思う?』

ポール-『何故って・・・、言わなくてもわかるだろ!こんな顔をしているから、みんないじめたくなるんだろう。』

キャサリン-『本当にそうかしら。顔のせいだけでポールはいじめられているのかな?私はね、違うような気がするの。』

ポール-『顔以外にもいじめられる原因がある?ひょっとして僕の性格が問題だとか?今まで顔のことではさんざんバカにされてきたから、もう慣れてしまったけど、性格のことまで言われるなんて・・・。キャサリンが僕にいいことを教えてあげるっていうのは、【顔も悪いけど性格も悪い】ってそれを言いたいだけだったんだ。』

キャサリン-『違うわよ!私が言いたいのは、ポールが誰かのことを憎んだり恨んだりしているんじゃないかなって思っただけなの。』

ポール-『憎んだり、恨んだりしちゃいけないのかい?僕は今までずっといじめられてきたんだ。そのうえ僕は気が小さいし、バカにされても言い返せないし・・・。でも憎んだりすることくらいは気が小さくてもできるよ。何故それが悪いのかわからないよ。それに何故そんなことをわざわざ僕に言うの?キャサリンだってみんなに無視されているから、みんなのこと憎いだろ。』

キャサリン-『今まで、憎くて憎くてしかたがなかったけど許してあげるの。心の中でみんなのことを許すわ。変わるのよ!自分が変わらなきゃ何も変わらないような気がするの。』

ポール-『許す?いじめられているのに許すことができるのかい?それに許したからって何が変わるっていうんだい!自分が変わる?キャサリンの言いたいことがさっぱりわからないよ。』

キャサリン-『私はね、そのうちいじめから解放されるわ!』

ポール-『いじめから解放される?誰もキャサリンには話し掛けないし、仮にキャサリンが誰かに話し掛けても無視されるだけだよ。』

キャサリン-『じゃあ、もう一ついいこと教えてあげる。あのね、

相手を許してあげるとエネルギーが発生するのよ。』

ポール-『エ、エネルギー?!!キャ、キャサリン、君もよっぽど辛い思いをしてたんだね。君に同情するよ。僕も今までずっといじめられていたけど、エネルギーとかなんとか、わけのわからない事を口にだしたことはないよ。もう遅いから、僕は帰るよ。もしあれだったら家の人に向かいに来てもらった方がいいかもよ、熱があるみたいだし(危ないから、キャサリンには近づかないでおこう・・・)』

キャサリン-『心配しなくても、私は熱もないし頭もおかしくないわよ。それじゃあ、さよなら!』

★ ★ ★ ★ ★

ポール-『かわいそうに、キャサリンは頭がおかしくなったみたいだ。朝はおはよう!なんて僕に声をかけるし、そしてエネルギーが発生するなんてわけの分からない事を言うし・・・。僕も気をつけなきゃ!でも僕はバカにされているのが慣れっこだから、今さら頭がおかしくなる事はないだろう。もしかしてキャサリンは変な宗教団体に入ってしまったんじゃないだろうか。そうだ、そうに決まっている!奇跡を起こせるとかなんとか、上手いこと言われて騙されているんだ。どうしよう、キャサリンの親に教えてあげた方がいいだろうか。』

7.心に翼ができた

ポール-『あ、ここだ、ここがキャサリンの家だ!ピンポーン、こんにちは~。』

マイケル-『はいよ~。あれ?君とはどこかで会ったことがあるよね。』

ポール-『いえ、ないです。あなたに会うのは今日が初めてです。』

マイケル-『いやいや、絶対にどこかで会っているはずだよ。わかった!君はポールだね!』

ポール-『えっ!!初めて会ったのに、どうして僕の名前がわかるんですか!』

マイケル-『君の顔にポールって書いてあるよ。それにそのオドオドした目つきは、いつも学校でいじめられているね。そして昼休みにはよくパンを買いに行かされるだろう。ハハハ、君のことは何でもお見通しだよ。』

ポール-『・・・(すごい!!何で僕の事を知っているのだろうか。この人は何者なんだろうか。)』

マイケル-『ハハハ、そんなに驚くことはないよ!ところで何の用?弟子は取らないよ!』

ポール-『何で僕があなたの弟子になるんですか?いえ、別に用事はないです。』

マイケル-『おいおい、用があるからここに来たんだろ。』

ポール-『あ、はい・・・実はキャサリンの様子が変だったから、それを知らせに来たんです。』

マイケル-『知ってるよ。学校でいじめられているんだろ。』

ポール-『いえ、違うんです。あの~、エネルギーが発生するとか言って、わけのわからないことを言いだすんです。』

マイケル-『な~んだ、君は知らなかったのか?エネルギーが発生することくらい覚えといた方がいいよ。』

ポール-『・・・(まずい、キャサリンだけでなく、ひょっとしたらここの家の人全員は、頭がいかれているかもしれない。)』

マイケル-『どうしたの?そっか~、エネルギーの発生の仕方を教えて欲しいんだな。じゃあ、中に入りなよ。人助けだと思って教えてあげるよ。』

ポール-『け、けっこうです!!!確かに僕は学校でいじめられているけど、でもそんなエネルギーとかなんとか、わけのわからない事に逃げるつもりはないです!』

マイケル-『確かにいきなりエネルギーなんて言われたら、普通の人はびっくりするかもしれないな。そうじゃなくて【運】だよ。意識的に【運】の発生させる方法を教えてあげるよ。』

ポール-『運ですか?あの~ツキがあるとか、運命とか、金運とか・・・。』

マイケル-『そうだよ、その【運】だよ。君はね【運】がないからいじめられるんだ。いいかい、人生なんてね自分でどうにでも変えられるんだよ。』

ポール-『はぁ、でもあなたの弟子にならなければならないんでしょ?』

マイケル-『実はね、弟子は君だけじゃないんだよ。妹も弟子の一人だからね。だから本当は俺も忙しいんだけど、そこまで君が頼み込むんだったら俺も断りきれないな。』

ポール-『だ、だ、誰が弟子になりたいって言いました!!』

キャサリン-『それにいつから私がお兄ちゃんの弟子になったのよ。』

マイケル-『わぁ~、びっくりした!!いつの間に帰ってきたんだよ!話を聞いていたのか。』

キャサリン-『弟子がどうのこうのって、大っきな声で自慢げに話していたら聞きたくなくても聞えてくるわよ。それにポールはね、私の事を心配するよりも自分のことを心配したほうがいいわよ。私はそのうちいじめから解放されるんだし・・・。』

ポール-『あの~、一つ質問してもいいですか?二人は何処の宗教団体に入っているんですか?』

マイケル-『宗教??何それ?俺が宗教団体に入っているような顔をしているか ?』

ポール-『そ、そういえば、そうですね~。』

マイケル-『エネルギーや運を意識的に発生させる、な~んて言うとそう思われるかもしれないな。

でもね、自分の人生を変えるために必要なのは、宗教でもなければ周りの人間でもないのさ。ただ自然に調和する心を持てばいいのさ。

嫌なこと(マイナス)が起きたら感謝してプラス思考をする。嬉しいこと(プラス)が起きても感謝してマイナス思考をする・・・ただそれだけだよ。』

ポール-『・・・・・。』

マイケル-『俺は頭が悪いから人に何か教えてもらってもなかなか理解することができないけど、このプラス・マイナスだけは、俺にとってはすっごい分かりやすいのよ。数学で言えば1+1=2みたいなもんだね。だから毎日何かをしなければならないって言う考えじゃないのさ。』

ポール-『何もしなくていい、宗教なんですか?』

マイケル-『だから、宗教じゃないって言ってるだろ!ただマイナスのことが起こるまで待ってるだけでいいのさ。冬(マイナス)が来たら厚着(プラス)するのが当たり前だろ。まさか薄着(マイナス)する奴はいないよな。だから俺はマイナスのことが起きたらプラス思考するさ。するとポカポカした陽気の春を向かいいれることができるだろ。でも薄着(マイナス)をしたら春を向かいいれる前に、凍え死んでしまうかもしれないな。どうだ、解りやすいだろ。』

ポール-『ええ・・・。』

マイケル-『高校生でも理解できるように言葉を選んで説明したつもりなんだけどな。自分の悪い性格を直そうと努力する必要はないのさ。ありのままの自分でいいと思うんだ。自分の好きなように生きて自分のやりたい道を選ぶ。でもその結果がマイナスになったらただプラス思考をする。だからせっかくやりたいことがあるのに、【もし失敗したら?】な~んて考えて、行動をためらうことをしなくていいのさ。心に翼ができたっていう感じかな?毎日が自由で平和な心でいられる・・・。』

キャサリン-『へぇ~、驚いたわ~!お兄ちゃん、少しはまともなこと言うようになったのね。』

ポール-『じゃあ、キャサリンがこの間言ってた、許すとエネルギーが発生するってどういう意味なの?』

マイケル-『許すとエネルギーが発生?なんだそりゃ?初耳だな~、バランスさんは俺にはそんなこと教えてくれなかったけどな~。ポールが驚くのもわかるような気がするよ。』

キャサリン-『だってそうでしょう。エネルギーを発生させていじめから解放される為には嫌いな人を好きになるしかないってバランスさんがこの間、言ってたじゃない。私にとって嫌いな人っていうのは私に嫌がらせをしたり、陰で悪口言ったり、どこか性格がすねていたり自己チュウだったり・・・。でもねその嫌いなところを全て許してあげない限り、好きになることってできないと思うの。だから許すとエネルギーが発生するって言ったのよ。』

マイケル-『ほぉ~すごい推理だな。』

キャサリン-『・・・(推理じゃないっつ~の!)』

マイケル-『キャサリンがいじめから解放されるのも時間の問題だと俺は信じているよ。その時はきっとポールもエネルギーが発生するのを信じることができるだろう。』

ポール-『お兄さんみたいな人でもできるんだったら、僕にもできそうな気がする・・・。』

マイケル-『・・・みたいな人?君ぃ、顔に似合わず度胸がいいね。お前と俺は同じレベルってことか?なんだかお前が学校でいじめられているのも、わかるような気がするよ。』

キャサリン-『まあまあ、いいじゃないの。ポールも悪気があって言ったわけじゃないし。お腹が空いたからまた今度にしましょ!』

8.自分が変われば相手も変わる

キャサリン-『こんにちは~。』

バランス- 『やあ、元気そうだね!』

キャサリン- 『今日はお友達を連れて来たの。』

ポール- 『は、はじめまして、ポールっていいます。』

バランス- 『こんにちは、私はバランスといいます。よろしく。』

キャサリン- 『今日は私だけじゃなくって、ポールにもいろいろ話をしてもらいたいの。いいでしょ。』

バランス- 『それはいいことだね。友達を助けることによって運も発生するしね。』

キャサリン- 『あれからいろいろ、私なりに考えたんです。前にバランスさんは、マイナスを受け入れる心ができていないって私に言いましたよね。その意味が少しずつだけど、わかりかけてきたような気がするの。本当はマイナスの事ってそこから逃げるんじゃなくて、立ち向かう事が大事なんじゃないかな~って思うようになったの。』

バランス- 『その通りだね、キャサリン。

心の底からマイナスの環境を喜ぶことができたら、その人の人生は一変するよ。

確実に、しかも劇的に変化させることができるよ。今まで暗い夜道を歩いていたのが、突然スポットライトを浴びたような感じになるだろうね。』

キャサリン- 『でも~、具体的にはどうしていいかわからないですね。しかも人生をガラリと変えられるなんて信じられないわ。』

バランス- 『思考をガラリと180度、変換するだけでいいんだよ。これから言うことは、天と地が逆さまになったような考え方だからびっくりしないで聞いておくれよ。心の準備はいいかな?』

キャサリン- 『あ、はい。バランスさんの考え方には少し免疫ができてきましたから。』

バランス- 『キャサリンは寝る前に、明日のことをどんな風に考えるかな?』

キャサリン- 『そうですね~。【明日は何事もなければいいな~】とか【楽しいことが起きないかな~】とか【ハッピーな一日だったらいいな~】って考えるかな。』

バランス- 『そうだね、それがごくごく普通の考え方だよね。さっき、人生をガラリと変えたいのなら、思考もガラリと変えなければいけないと言ったね。だから寝る前には【明日はマイナスの事が起こりますように!】(注・ページ下参照)ってお願いするのさ。』

ポール- 『え~!そんなバカな!バランスさんは幸せになりたくないんですか?そんなのは嘘に決まってますよ!』

キャサリン- 『私もびっくり!だってそんなこと考えられるわけがないしぃ・・・。自分が不幸になりたいって宣言しているようなものじゃないですか。』

バランス- 『いや、それがね全く逆なんだよ。人一倍、幸せになりたいからそう考えるんだよ。』

ポール- 『え~!!またまたびっくり~!!それって冗談で言ってるんですよね。僕とキャサリンをからかっているとしか思えないですよ。』

バランス- 『そうだね~、これを理解してもらうにはまだ早かったようだね。また今度、機会があったら話そう。ところでキャサリンはその後、学校ではどうだい?少しは状況が改善したように思えるんだけど。ポールに対してもプラス思考ができるようになったみたいだしね。』

ポール- 『僕に対してプラス思考?それってどういう意味?』

キャサリン- 『あっ、あのね、実はポールのこと今までずっと嫌っていたの。しかも物凄くね・・・ごめんなさい。その嫌いっていう感情を無くすように努力したの。』

ポール- 『気にしなくてもいいよ。クラスの皆が、僕のこと嫌っているのは知っているから。あっ!わかった!それであの朝、僕にオハヨウって声を掛けたんだね。』

キャサリン- 『そうなの。ポールに対して嫌いという感情を捨てなさいって、バランスさんに言われたの。人を外見だけで判断するのはよくないって。だから今はポールのことが好きよ。あっ、でも勘違いしないでね。恋人とかそういうんじゃなくて、クラスのお友達として好きということよ。』

ポール- 『実はあの日、とっても嬉しかったんだ!クラスの女の子と普通に会話できたってことがね。バランスさん有り難う!うっ、うっ(泣)。』

バランス- 『よっぽど嬉しかったんだね。』

ポール- 『あの~、クラス全員に、僕の事好きになりなさいって言ってくれませんか?そうしたら僕の人生もガラリと変わるはずなんだけど・・・。』

バランス- 『・・・(絶句)。ははは、面白い事を言うね。私が言ったからって、【そうですか、じゃあ今度からポールのこと好きになります】という具合にはならないだろうね。だって、ポールの事を好きにならなければならない理由がないんだからね。人間はね、マイナスの状況が訪れないことには、なかなか考え方を変えようとは思わないのさ。』

ポール- 『・・・・・。』

バランス- 『だから、キャサリンは考え方を変える事ができたんだよ。キャサリンが今、【クラスのみんなから無視されている】というのは、考え方を変える為の天からの贈りものだったんだよ。今、考え方を変えれば、2度と同じような不幸を味わう事はないだろうね。』

ポール- 『・・・・・。』

バランス- 『クラスの皆が考え方を変えるんじゃなくて、ポール自身が変わればいいのさ。相手が変われば、自分は幸せになれると思ったら大きな間違いだよ。よ~く考えてご覧。嫌いだった相手が自分に対して、親切にしてくれたら相手のことを好きになることがだきるだろう。じゃあ自分が変わったら、相手は自分のことをどう思うだろう?』

ポール- 『そうか~、クラスの皆に自分のことを好きになってもらう為には、自分が変わればいいのか ~。なんとなく、わかったような気がするな~。』

キャサリン-『よかったね、ポール。これで人生が変わるかもよ。バランスさん、有り難うございました』

続きは「人間関係に疲れた時の処方箋 キャサリンの物語3」

注釈

「8.自分が変われば相手も変わる」の中で、バランスが『だから寝る前には【明日はマイナスの事が起こりますように!】ってお願いするのさ。』と言う箇所があります。

上記のセリフを実際に試されて、本当にマイナスの事が起こってしまったという事例がいくつか報告されています。嫌な思いをされた方には、心よりお詫び申し上げます。

「明日はマイナスの事が起こりますように!」と言うことの最大の狙いは、心の安定化をはかることにあります。
人間はどうしても、不安や心配事がないような生活をつねに望んでしまいます。しかし、実際には、悩みの種がつきない人生を歩んでいる人がほとんどです。そんな時、人はつい、無意識的に「マイナスの出来事に遭遇したくはない」と思ってしまいます。しかも強烈に思ってしまいます。しかし、世の中には、マイナスの出来事とプラスの出来事がセットになっている場合がほとんどです。

例えば、面接一つ取ってみても、そうです。
面接に行けば、「落とされる」という屈辱を味わう可能性があります。
または、不愉快な質問をされることも想定されます。
30分、1時間待たされるという事もありえます。
正直、面接に行って、殿様のような待遇で向い入れてくれる所はありません。

採用されるというプラスの出来事は、落とされるかもしれないというマイナスの出来事とセットになっているのです。しかも、いろいろと嫌な質問をされたりして、精神的にもとても疲れます(マイナス)。
マイナスの出来事に遭遇したくないという思いを常に持っていると、面接で嫌な思いを2度、3度経験するうちに、だんだんと行動が消極的になってきます。

行動が消極的になってくれば、当然のことながら、チャンスをものにする回数も少なくなってきます。自然と、幸運も遠のいてしまうことでしょう。

逆に「明日はマイナスの事が起こりますように!」と思うのは、面接の例で言えば、
不愉快な質問大歓迎です!
1時間や2時間待たされても、全然平気です!
という具合に、開き直ることができます。
誰だって不愉快な質問をされたら、嫌に決まっています。ついつい嫌な表情が顔に出てしまうものです。もし、そんな中であなただけが、不愉快な質問をされたにも関わらず、落ち着いて堂々と答えることができたらどうでしょうか?
採用する側に、高評価を与えられるのは確実です。

~~~

ここまで説明してきたのは、人生の中での「面接」というたった小さなワンシーンです。人生には、面接以外にも、挑戦してみたい夢や乗り越えなければならない壁などが、山ほどあります。

そんな時、ビクビク怯えながら、「マイナスの出来事に遭遇したくはない」と常に思っていたらどうでしょう。きっと大きな夢をつかむことができず、平和な毎日に安住してしまうことでしょう。

しかし、平和な毎日と言っても、家族間のコミュニケーションや近所との付き合いや職場での人間関係など、負の要素はどこにでも待ち構えています。
「明日はマイナスの事が起こりますように!」と言うのは、マイナスの出来事を受け入れられるように、前もって心の準備をしておくことに意味があります。

ですから、「マイナスの後には、宝物が用意されているから、本当にマイナスの出来事が起こっても全然平気だよ!」とワクワクする気持ちになれれば、最高です。

プラス思考の本質は、マイナスの出来事を受け入れることです。ほとんどの場合、実際にマイナスの出来事が起こってから、プラス思考をします。しかし、マイナスの出来事は、起こらないことにこしたことはありません。

だからこそ、マイナスの出来事が起こる前に、マイナスの出来事が起こることを想定して、受け入れてしまうのです。
すると、実際にはマイナスの出来事というのは、ほとんど起こらなくなります。(実際にマイナスの出来事が起こったとしても、心の準備ができているので、慌てず騒がず冷静に対処できるので、ミスを最小限に抑えたり、的確な対応を取る事ができるようになります。)

あらかじめマイナスを受け入れることによって、不安定なマイナス感情から安定したプラスの感情に変化させることができます。「マイナスの事が起こったらどうしょう」と日々不安を抱えながら生活しているのと、「何か起こっても平気よ」と日々開き直って生活しているのとでは、心の奥底に占めるマイナス感情の度合いは全く違ってきます。「何か起こっても平気」と考えることによって、心の中からマイナス感情がかなり抜けていくので、それに比例して良い事も起こるようになります。

マイナスの出来事に対して少し免疫ができてきた人は、上記のセリフを試してみるのもいいでしょう。
しかし、プラスの出来事が起こることを願って、「明日はマイナスの事が起こりますように!」と言うならば、やめた方がいいでしょう。
健闘をお祈りいたします!

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      2016/12/13

 - 人間関係, 物語