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理不尽な世の中を斬る!マイケルの物語・復讐編2

5.膝を曲げないとジャンプはできない

マイケル-『やあ、元気してた?』

ジョン-『うん、元気だったよ。今日もいい事教えてくれるんだったよね。』

マイケル-『そうだったな。この間の続きをお話しないとな。』

ジョン-『あのね、ちょっといい?』

マイケル-『どうしたんだい?おしっこか?』

ジョン-『ううん、違うんだ。あそこのベンチに座っている二人ね、お兄さんのことジロジロ見てるんだけど、知り合いなの?』

マイケル-『いやあ、あんな品のない奴らは、俺の知り合いにはいないな・・・。』

ジョン-『それならいいんだけど。』

マイケル-『きっと、暇を持て余して、ボッーとしてるんだろ。もしくは、あいつらも魔法使いになりたくて、仲間に加わりたいのかもしれないな。・・・じゃあこの間の続き、始めようか!』

ジョン-『うん!この間は、輪ゴムのテストだったよね。しかも、僕だけ1cmだけしか、後ろに引かせないようにするなんて、ずるいよ。』

マイケル-『まあ、怒るなよ、ジョン。あれには、深い意味があるんだぞ。』

ジョン-『そうだったんだ~。でもどうして、僕だけ1cmなの?』

マイケル-『あれはね。後ろにいっぱい引くことの大切さを教えたつもりなんだよ。』

ジョン-『どういうことなの?』

マイケル-『後ろにいっぱい引かないと、遠くまで飛ばないだろ。』

ジョン-『うん、ちょっと恐いけど、いっぱい後ろに引いたほうが、ビュュュューーンって、遠くまで飛ぶよね。』

マイケル-『それは、大きなマイナスの力が加わっているからなんだよ。』

ジョン-『ふ~ん。』

マイケル-『じゃあ、そこに立ってごらん。背筋をピンッと伸ばして、向こうまでジャンプしてみるんだ。』

ジョン-『うん、わかった。ジャンプすればいいんだね。ヨシ・・・。』

マイケル-『あぁ、ダメダメ。膝を曲げたらダメだよ。』

ジョン-『えっ、膝を曲げないで前にジャンプするの?』

マイケル-『そうだよ、直立不動のままで、前にジャンプしてごらん。』

ジョン-『う、う・・・。ダメだよ、全然ジャンプできないよ。』

マイケル-『よし、じゃあ、今度は、膝を落としてジャンプしてごらん。』

ジョン-『うん、わかった。えいっ!・・・わ~い、1メートルくらい飛んだかな。』

マイケル-『なかなか凄いじゃないか。どうだい気分は?』

ジョン-『うん、膝を落とすのと、直立不動のままでは、全然違うよね。どうして、こんなにも違うのだろう。』

マイケル-『そこが、今回の授業だよ。膝を曲げるっていうのは、いったん腰を落とすこと(マイナス)になるだろ。物事っていうのは、「引く」、「落とす」という具合に、マイナスの要素がないと、プラスにはなかなか結びつかないものなのさ。』

ジョン-『僕、小学生だから、そんな難しいこと言われても、わかんないよ・・・。』

マイケル-『とりあえず今は、「引く」、「落とす」というマイナスの要素を加えることが大事だってことを、体で覚えてほしかったんだ。そうすれば、なんとなく感覚がつかめるだろ。』

ジョン-『ふ~~ん、よくわかんないけど、それって、前に言っていた【宝捜し】と何か関係があるの?』

マイケル-『関係、おおありさ。膝を曲げてジャンプするんだ、わかっただろ。』

ジョン-『うん、膝を曲げないと、ジャンプできないのはわかったよ。それと【宝捜し】は何かつながってるの?』

マイケル-『いいかい、今、あいつら5人組みにイジメられているだろ。今、ジョンは、膝を曲げている(マイナス)状況なんだよ。わかるか?』

ジョン-『ふ~~ん。じゃあ、これから僕はジャンプするの?』

マイケル-『なかなか鋭い推測だな。そうだよ、これからジョンはジャンプする態勢が整ったわけさ。』

ジョン-『どこにジャンプするの?』

マイケル-『どこにジャンプしたい?』

ジョン-『う~ん、わかんない。』

マイケル-『そうか、じゃあ、魔法使いになる為のとっておきの方法を教えてあげよう。』

ジョン-『本当?じゃあ、ちょっと待って。ペンとノートを用意しなきゃ!(ワクワクするな~!)』

マイケル-『いいか、これからは、兄弟のパンツを喜んで洗うんだぞ!』

ジョン-『・・・。え?それが魔法使いになる為のとっておきの方法なの?お兄さんの嘘つき!!』

マイケル-『嘘なんかじゃないよ。本当の話さ。』

ジョン-『僕は、真剣なんだよ!遊びでここに来てるわけじゃないのに。なんだか、だまされたみたいでガッカリだな。』

マイケル-『いいか、ジョン。せっかくペンとノートを持ってきたんだから、そこに書くといい。【兄弟のパンツを喜んで洗おう。兄弟のパンツを洗えるなんて、僕は日本一幸せ者かもしれない!】ってな。』

ジョン-『・・・。』

マイケル-『兄弟のパンツを洗うなんてことを考えるだけで、一気に気分が引・い・てしまうだろ。もしくは、一気に気分が底まで落・ち・るだろ!』

ジョン-『な~んだ、そういう事だったんだ!』

マイケル-『そういうことだよ。』

ジョン-『気分がいっぱいいっぱい引いたり、気分が底まで落ちたりしたら、どこまでジャンプするんだろう!!!なんか、凄くいい事が起こりそう!僕の気持ちをこんなにも明るくしてくれるなんて、お兄さんはやっぱり、魔法使いかもしれないね、ありがとう。』

6.マイケル逮捕される

マイケル-『いやあ、出た出た!まさかあんなに出るとは思わなかったな~。これだから、パチンコはやめられないんだよな~、10連チャンだもんな、ウッヒッヒ。やべぇ、早く行かないと、ジョンが待ってるな。』

 ~交差点横断歩道~

マイケル-『なんだよ、赤信号かよ。お菓子もいっぱいあるし、きっとジョンは喜ぶだろうな~。でも、待ち合わせの時間を30分もオーバーしてるからな・・・。急がなきゃ、早く青信号に変わってくれないかな・・・。』

~その時、マイケルの目の前にいる人が、走っている車の前に飛び込んでいった~

マイケル-『(エーーーーーー!マジかよ、冗談だろ!車に飛び込むなんて、自殺かよ!勘弁してくれよ、しかも俺の目の前で!)』

通行人A-『早く、救急車を呼ぶんだ!!!大丈夫ですか、今救急車が来ますから、ちょっとの間我慢してください。』

マイケル-『大丈夫ですか、痛くないですか。』

ケガ人-『うっ、痛い・・・。誰かに突き飛ばされた。』

通行人A-『突き飛ばされた?誰にですか?』

ケガ人-『わからない・・・。後ろから、押された。』

通行人A-『あんたがやったんだろ!この人の後ろにいたのは、あんたしかいなかったぞ!』

マイケル-『何言ってるんだよ!俺じゃないよ!何で俺が人を突き飛ばさなければならないんだよ!』

主婦-『私も見たわよ。私買物帰りで、この横断歩道に立っていたら、この人が目の前の男の人を突き飛ばしたのよ。なんか、「このやろう!」とか叫んでたような気がするわ。』

マイケル-『何を言ってるんだよ。俺はこの人の斜め後ろに立っていたんだよ!決して真後ろにいたわけじゃない!』

通行人A-『嘘を言うのはやめろ。買物帰りの主婦がちゃんと見てるじゃないか、ただの通行人の主婦が嘘をつくわけないだろ。』

主婦の子供-『僕も見たよ。手で突き飛ばしたんだ。』

マイケル-『おいおい、どうなってるんだよ。あんたら、目がおかしいんじゃないのか、ったく。』

高校生-『僕も、この人が目の前にいる人を突き飛ばすところを見たよ。「バカやろう!」とかなんとか言ってたような気がするな。パチンコがどうのこうのって呟いていたから、きっと負けた腹いせに、たまたま目の前にいた人を突き飛ばしたんじゃないのかな。最低だよ!』

マイケル-『マジかよ!あんたら、なんなんだよ。(何かの間違いだ、きっと悪い夢を見ているのに違いない。)』

サラリーマン-『僕も見たよ。実は僕も仕事をサボッてパチンコをしていたんだけど、この人はパチンコの台を叩いたり、壁を足で蹴ったりして、凄い気分がイライラしてたみたいだったね。だからこの人のことはよく覚えてる。でも、いくらパチンコで負けたからといって、目の前にいる人を突き飛ばすなんて・・・。しかも、車が来る直前に突き飛ばしたんだから、人殺しみたいなものだよ。』

マイケル-『ちょ、ちょっと待てよ!確かに俺はパチンコに行ったけど、負けたわけじゃいぞ。それどころか、勝ったんだよ!だから、人を突き飛ばす理由なんかないぞ!』

通行人A-『あっ、救急車が来たぞ。それにパトカーも来た。』

・・・・・

警察官-『車に轢かれた人を、後ろから突き飛ばしたのは、君かね?』

マイケル-『俺じゃないです!神に誓いますよ!』

通行人A-『いえ、この人ですよ!目撃者はいっぱいいますから!』

主婦-『私この目で、ハッキリ見ましたよ。』

主婦の子供-『僕も見たよ・・・。』

高校生-『僕も、この人が突き飛ばすところを見ましたよ。』

サラリーマン-『僕も見ました。しかも「このやろう!」とかなんとか叫んでましたよ!』

マイケル-『違う、違うよ!あんたら何見てたんだよ!頭がおかしいんじゃないのか!!』

警察官-『頭がおかしいのは、どうやら君のようだな。詳しくは署で聞こう。』

マイケル-『どうなってるんだよ!これから少年に会いに、近くの公園に行く予定だったのに・・・。』

警察官-『さあ、行こうか、パトカーに乗りなさい。』

マイケル-『あれ?あそこに立っている小学生、俺を見て笑ってるぞ。どこかで見た顔だな・・・。あっ!あいつは、ジョンを苛めてた小学生の一人だ!あいつ、確か、「パパにいいつけてやる!」とか言ってたよな。こいつは、罠だ・・・。』

警察官-『何をブツブツ言ってるんだ、早く乗れ!』

マイケル-『罠、罠ですよ・・・、これは。』

警察官-『何が罠だよ、ったく!話は署で聞くから、だまってろ!ガチャ!』

マイケル-『何ですか、これは!』

警察官-『見ればわかるだろ!手錠だよ!殺人未遂の容疑で逮捕だ!』

・・・・・

ジョン-『お兄さん、遅いな~、約束の時間、もう1時間もオーバーしちゃってるよ。そろそろ帰ろうかな。』

B少年-『お前、何やってるんだよ!』

C少年-『まだ、穴のあいたズボンはいてるのか!』

ジョン-『関係ないんだから、あっち行っててくれよ。』

D少年-『生意気な口の聞き方だな!』

E少年-『おまえ、またイジメてやるぞ!』

A少年-『今日はな、あのオジサン、助けにこないぞ~!』

ジョン-『どういうこと?』

A少年-『人を突き飛ばして、殺そうとしたんだ。だからパトカーに乗せられて、刑務所行きかもね。ざまあみろ!だよ。』

ジョン-『そんな人じゃないよ、あの人は。』

A少年-『よし、みんでまた、いじめようぜ!』

B少年-『わ~い!』

D少年-『ボコボコにしてやるからなー!』

7.バランス失業中

ジョン-『ねえ、お母さん。』

ジョンの母親-『なあに。』

ジョン-『あのね、この間、街で起きた事故知ってるでしょ。』

ジョンの母親-『知ってるわよ。確か、全く知らない人に突き飛ばされて、車にはねられたんでしょ。ひどい人もいるのね。でも、犯人がすぐに捕まってよかったわね。』

ジョン-『あのね、捕まった人は犯人じゃないみたいなんだ。』

ジョンの母親-『どうして、ジョンがそんな事を知っているの?』

ジョン-『あ、いや、べつに・・・。』

ジョンの母親-『変な子ね・・・、そんなことより、ちゃんと勉強しなさいよ。』

ジョン-『うんわかった、勉強する。』

・・・・・

A少年の父親-『ブォッホッホッホ・・・。わしの大事な息子をイジメた罰じゃ。一生、ブタ箱に放り込んでおけ!』

警察署長-『いや、さすがに、そこまでしなくても。』

A少年の父親-『何を言ってるんだ!わしの息子は、そいつに殴られて、痛い思いをしたんだ!だから、そんな奴は、刑務所の中に入っていた方が、世のためだ。』

警察署長-『でも、まだ、犯人と決まったわけではないし・・・。』

A少年の父親-『犯人に仕立て上げるのが、お前の仕事だろう。この小さい町に、大きな工場を誘致したのは、誰のおかげだと思ってるんだ。町のもの、皆が潤ってるじゃないか。それにお前の給料だって、わしの会社の税金で食わしてやっているようなものだ!』

警察署長-『わかりました、なんとか無理やりにでも、刑務所から出られないように、考えておきます。』

A少年の父親-『それに、目撃者がいっぱいいるだろ。主婦から高校生からサラリーマンまで。』

警察署長-『どうして、目撃者を知ってるんですか。』

A少年の父親-『札束を握らせたら、皆ホイホイ喜んで協力してくれるわ、ハッハッハッハ!!!お前の口座にも、お金を振り込んどいてやるわ。』

警察署長-『本当ですか、ありがとうございます。』

A少年の父親-『よし、あとはまかせたぞ!何かあったら、またこちらから電話をする。』

A少年-『パパありがとう!あの人、捕まったんだね!』

A少年の父親-『当たり前じゃないか!あんな奴、ブタ箱に入れておくなんて、簡単なもんだ。ブォホッホッホッ!』

・・・・・

マイケルの母親-『えっ、本当ですか!何かの間違いじゃないですか!』

キャサリン-『どうしたの、お母さん?』

マイケルの母親-『マイケルが殺人未遂の容疑で逮捕されたらしいのよ。』

キャサリン-『嘘よ、そんなの。きっと人違いでしょ。じゃあ、これから直接、警察に行って会いにいくわ!』

マイケルの母親-『ダメみたいなのよ。接見禁止とかで、あわせてくれないみたいなのよ。』

キャサリン-『じゃあ、どうすればいいのよ・・・。あっ、そうだ、ちょっと出かけてくるわ。』

喫茶店

キャサリン-『昔、ここで働いていたマイケルとバランスって知ってるでしょ。』

マスター-『ああ、知ってるよ。二人とも面白い人だったよな~。』

キャサリン-『そのバランスさんって人、今どこにいるのか知ってるかな?』

マスター-『いやあ、どこにいるのかは知らないけど。風の便りでは、隣町の飲み屋によく、出入りしているみたいだよ。』

キャサリン-『本当、有難う。その飲み屋の住所と名前わかるかな・・・。』

マスター-『うろ覚えだけどね・・・紙に書いてあげるよ。確か、○○○駅の裏通りだったとか言ってたな。店の名前は○○○だったかな。』

キャサリン-『いいわ、あとは自分で探してみるわ。』

飲み屋

店主-『ちょ、ちょっと、勘定払ってくださいよ。いっつもツケてばかりじゃ、こちとらたまりませんよ。』

バランス-『いやあ、不景気でさ・・・。仕事もないし、お金もないし・・・(ヒック)。』

店主-『お金がないんだったら、飲みにこないで下さいよ。・・・ったく。確かに、昔は羽振りは良かったけど、今はもう・・・。』

バランス-『なんだよ、冷てぇ~な。ちゃんと働いたら、払うってばさ~。それにしても、あんたの店、繁盛してるな~。』

店主-『値段が安いですからね、庶民でも気軽に飲んで食べられる店ですし、財布に優しいですから。それに、このおでんの大根なんて、味がしみてて上手いですから。』

バランス-『本当、ここの大根を食いにきてるようなもんだからな。オヤジ一人で店を切り盛りするのは、大変だろう。皿洗いでも手伝おうか。』

店主-『いや、結構ですよ!皿洗いのかわりに、ツケをちゃらにしてもらおうって魂胆でしょ。』

バランス-『いやあ、オヤジさん、人の心を見透かすのが上手いね!じゃあ、そろそろ帰るわ。』

・・・・・

キャサリン-『あっ、ここだわ!ここの店ね。』

店主-『こんな若いお嬢さんがなんの用ですかね。』

キャサリン-『あの、バランスさんって人知りませんか?ちょっと紳士的な感じのするオジサンなんですが・・・。』

店主-『確かに、バランスって人は、この店に出入りしているけどね。でもお嬢さんが探しているような紳士的な人には程遠いな・・・、ただの酔っぱらいだよ。さっきも、来てたんだけどね。』

キャサリン-『じゃあ、もしまたバランスって人が来たら、私の携帯に連絡してください、お願いします。』

8.運は忙しい人の所に集まる

飲み屋

店主-『ありゃりゃ、また来たんですか。』

バランス-『ありゃりゃはないだろ!お客さんに対して、その言い方は失礼だろうが。』

店主-『あのね、バランスさん。お客さんっていうのは、飲み食いしてもちゃんとお金を払ってくれる人のことを言うんですよ。飲み食いしても、お金を払わないで、何事もなかったように「じゃあ、またツケね」なんて言う人をお客さんなんて呼ぶほど、私は人間できてませんから!』

バランス-『ほう~、そうかいそうかい。じゃあ、帰れっていうんだな。』

店主-『別に、帰れとは言ってませんよ。ただ・・・、世の中には良識ってものがあるじゃないですか。』

バランス-『じゃあ、わかったよ。俺に首でもくくれっていうんだな、オヤジ。』

店主-『首をくくれ、なんて一言も言ってませんよ、もう。話が飛躍しすぎですよ。』

バランス-『オヤジが作った大根食って、そして一杯飲んで、そして代金払って・・・、って思ってたのにな。残念だけど、帰るわ。』

店主-『え?今、「代金払って」って言いましたよね。』

バランス-『言ったよ。』

店主-『ちょっと待って下さいよ、お客さん。帰らないでゆっくりしてって下さいよ。』

バランス-『何だよ。さっきとは態度が全然違うじゃないかよ。』

店主-『まあ、ゆっくりしてって下さいよ。大根も味が染みて、ちょうど食べ頃なんですから、まあ一杯どうぞどうぞ。』

バランス-『いやあ、たまげたね。よくもまあ、そんなにあっさりと態度が変わるもんだな。』

店主-『ところで、何かあったんですか?』

バランス-『どういうことだ?』

店主-『いや、だって・・・。仕事してないのに、お金持ってるって言ってたから。』

バランス-『実はさ、一日だけアルバイトの仕事があってな。引越しの手伝いなんだけどさ、重いもんばかり持ったから腰が痛いわ。』

店主-『へぇ~、そうだったんですか。一日だけじゃなく、毎日働けるといいですね。』

バランス-『そうだな~。』

店主-『あっそうそう。この間、バランスさんを探している若い女性がいましたよ。』

バランス-『私を探している女性?ん~、心当たりないな~。』

店主-『どっかのスナックでも、タダ飲みばかりしてツケがたまってるんじゃないですか。』

バランス-『いやあ、外で飲めるほど、景気よくないからな。人違いじゃないのか(ヒック)。』

店主-『じゃあ、電話していいですか?バランスさんって人が来たら、電話して知らせてって言われてるんだけど。』

バランス-『ああ、べつにかまわないよ。』

店主-『あ~、もしもし。あの~この間言ってた、バランスっていう人ね、今、店に来てるんだけどね。・・・あぁわかった、電話かわるよ。』

バランス-『はい、もしもしぃ(ヒック)。え?誰?マイケルの妹?キャサリン?・・・あぁ、思い出した!・・・え!今すぐ、こっちに来るの!大事な話?わかった、じゃあ待ってるわ。』

店主-『へぇ~、知り合いだったんですか。』

バランス-『うん。じゃあ、そろそろ帰るわ(ヒック)。』

店主-『何、言ってるんですか!今、その子がこっちに来るんでしょ。帰ってどうするんですか!』

バランス-『「具合悪くて帰った」とかなんとか言ってさ、うまくごまかしてくれよ、なぁオヤジ。』

店主-『何、子どもみたいな事言ってるんですか!約束は守らないとダメですよ。』

バランス-『でもさ、カッコ悪いじゃん。落ちぶれた姿見せるのって・・・。』

店主-『へぇ~、意外とプライド高いんですね。でも、向こうだって何か大事な用件があって来るんだろうから、だまって帰っちゃダメですよ。』

バランス-『わかったよ、じゃあ・・・また大根一つと、卵一つと・・・それに、え~と、え~と、何にしようかな(ヒック)。』

キャサリン-『え~とね、私も大根がいいわ!』

バランス-『わぁ、ビックリした!久しぶりだよね!元気だったかい!』

キャサリン-『うん、元気、元気!今はもう、学校も卒業して、キャリアウーマンってところかしら。将来は女社長になってバリバリ働きたいわ。』

バランス-『そりゃあ、将来が楽しみだね。ところで、大事な話ってなんなの?せっかくだから、マイケルも連れてくれば良かったのに。マイケルにも会いたかったけど、今は元気でやっているかい?』

キャサリン-『話っていうのは、実は兄のことなの。』

バランス-『また、何かやらかした?』

キャサリン-『実は、大きな声では言えないんだけど、殺人未遂の疑いで逮捕されてしまったのよ。確かに兄は破天荒な部分もあるけど、人を殺したりするような人じゃないわ。』

バランス-『確かに、マイケルはそんな人間じゃないのは、よくわかっているよ。』

キャサリン-『それで、バランスさんに協力してもらえないかと思って・・・。兄の無実を晴らしてほしいの。』

バランス-『マイケルのことはとても心配だね。私もぜひ、マイケルの無実を晴らすお手伝いをしてあげたいところだよ。でも・・・、今の私には何もできないよ・・・(ヒック)。見た通り、毎日飲んだくれてばかりで、使いものにはならないさ。』

キャサリン-『そんな事ないわよ!昔のように、どんどん運を発生させれば、兄の無実を晴らすことなんて簡単じゃないの!』

バランス-『そうだね、運の仕組みさえ知っていれば、運を発生させるのはとても簡単なことだね。・・・でも、仕組みを知っていても、それを使いこなすには、気力も必要だしね。今のように毎日お酒ばかり飲んでいるような生活では、とてもじゃないけど、神様だって味方なんかしてくれないだろうな。それに今は、失業中だしね。』

キャサリン-『失業中ならむしろ良かったじゃない!私ちゃんとお手当て払うわ。』

バランス-『失業中に、すっかり運を落してしまったからね。運っていうのは、とても大事な法則があってね・・・。』

キャサリン-『どんな法則なの?』

バランス-『運っていうのはね、忙しくしている人の所に集まるようになっているんだ。』

つづきは「理不尽な世の中を斬る!マイケルの物語・復讐編3」

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      2017/03/03

 - ゼロの法則, 物語