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お金持ちの思考 マイケルの物語・ホームレス編4

 

13.ゴールのないマラソンほど疲れるものはない?

マイケル-『こんなに綺麗な部屋で食事ができるなんて、最高だな~。しかも、ポカポカしてあったかいし・・・。辛抱し続けて良かったですね。』

バランス-『そうだね。』

マイケル-『やっぱり何事も、辛抱しなきゃダメなんですね。今回はいい勉強をしましたよ。』

バランス-『マイケルは【辛抱】を学んだのかい?』

マイケル-『ええ、そうだと思います。途中で逃げていたらこんな綺麗な部屋には、きっと住むことはできなかったと思いますから。』

バランス-『私は辛抱なんかしなかったよ。旅を楽しませてもらっただけだからね。』

マイケル-『でもバランスさんだって正直、辛いっていう気持ちはありましたよね?』

バランス-『旅を楽しんでいるのにどうして、辛いっていう気持ちになるんだい?』

マイケル-『だって、あんなに安い給料で働かされているのに我慢して、それに文句を言われてもじっと耐え忍んで・・・、俺は何度も我慢の限界に直面しましたよ。』

バランス-『私はね、辛抱や我慢や妥協や苦労などを学ぶ為に、運を教えているんじゃないんだよ。マイケルは辛抱や苦労をする為に生まれてきたのかな、違うだろう?』

マイケル-『でも今回は、何かを得る為には辛抱や苦労は大切なことだってことがわかりましたよ。』

バランス-『それは、辛抱ってことにはならないだろう?』

マイケル-『どうしてですか!?』

バランス-『マイケルは【何かを得る為】って言っただろう。何かが得られるんだったら、そこまで到達するまでの道のりは辛抱にはならないはずだよ。』

マイケル-『でも・・・。』

バランス

『辛抱や苦労を味わうのは、ゴール(結果)が明確でないからだよ。

マイケルは前のマスターに怒られたり、安い給料で働かされたりしても、ずっと辛抱してたよね。ゴールがはっきりしていないから、辛抱するハメになってしまうんだよ。』

マイケル-『でも、ゴールなんて見えるはずがないじゃないですか!』

バランス

『見るんじゃなくて、【思うんだよ】』

マイケル-『思う?』

バランス-『そうだよ、【思考は現実化する】って今までに何度も言ってきただろう。』

マイケル-『あのマイナスの現象に対して、喜んでプラス思考すれば【何かが得られる】っていうのは、何となくは信じてはいましたけど。』

バランス-『例えばある男性が毎日、朝から夜遅くまでクタクタになるまで仕事をしたとしよう。休みの日があったとしても、ただ体を休める為だけにあるようなものかもしれないね。会社では上司に文句を言われ、家に帰っても奥さんとケンカをして、この男性にとっての仕事は【辛抱】【我慢】以外の何ものでもないだろう。』

マイケル-『・・・・・。』

バランス-『仕事をするのは【何の為なのか】というゴールを設定しない限り、この男性は【辛抱】が一生涯の友達になるだろうね。もしこの男性が【出世】というゴールを設定したのなら、まずは仕事で結果を残すことを考えるだろうね。結果を残すためなら、朝から夜遅くまで働いた方が好都合だろう。それに同僚も皆、嫌々仕事をしているのだから、自分だけ抜きん出るのは、それほど難しいことじゃないかもしれないね。』

マイケル-『なるほどね。』

バランス-『またマイホームの頭金が欲しいのであれば、それをゴールに設定して、仕事を頑張ればいいだろう。愛する家族を養う為というゴールを設定するなら、仕事だってそれほど苦にはならないと思うよ。将来独立する為というゴールを設定したなら、仕事時間が長いなんてグチは言ってる暇はないだろうしね。』

マイケル-『お金の為、家族の為、独立する為、出世する為・・・、いろんなゴールがありますね。』

バランス-『マイケルが成功する為には、【マイケルという男】をコントロールしなければならないんだ。この男はのんびりするのが好きで、しかも嫌なことがあれば直ぐに怒ったり逃げたりして、とてもやっかいな人物なんだ。』

マイケル-『(ズバリだな・・・)』

バランス-『それをマイケルが上手く操縦してあげるんだよ。悪く言えばごまかすんだよ。人間が生まれもっている本能は消すことも変えることもできないけど、感情はすり替えることができるだろう。』

マイケル-『辛抱や苦労しなければならない状況に陥ったら、自分が望んでいるゴール(結果)を設定しろってことですね。そうすれば辛抱や苦労が【楽しみ】にすり替わるんですね。』

バランス-『その通りだよ。自分の親が嫌だからって、それを変えようと思ったことがあるかい?自分の顔が嫌だからって、他人の顔を借りて付け替えようと思ったことがあるかい?無駄な努力だってことはわかるだろう。

人それぞれ、その人にしかないゴール(幸福)が設定されているんだよ。

自分の性格が嫌だからって、辛抱や苦労をしなければならないのかい?皆、幸せになる為に生まれてきたんだ。でも幸せ(ゴール)が設定されていないのに、どうやってそこまで辿り着くことができるんだい?』

マイケル-『幸せは勝手に向こうから、来ないんですね。なんとなく実感できますよ。』

バランス-『だから私は前のマスターに怒られたり、とんでもなく安い給料で働かされても、それほど苦にはならなかったよ。何故ならその時点でゴール(結果)を設定したからさ。』

マイケル-『どんなゴールですか?』

バランス-『最初に思ったことをそのままゴールに設定しただけだよ。【意地悪なマスターとは一緒に仕事をしたくない!】【もっといい給料で働きたい!】とね・・・』

マイケル-『その思いが見事に叶ったってわけですね。』

バランス-『仮に私とマイケルがマラソンランナーだとしよう。私には42キロ付近にゴールが設定されているけど、マイケルにはゴールがないんだ。50キロ走っても、100キロ走ってもゴールがなかったらどうする?』

マイケル-『死にたい気分になりますね。』

バランス-『毎日、不平不満を言い、辛抱して我慢して、【そのうちいい事があるだろう】なんて思っているうちに、一生が終わってしまうんだ。ゴールのないマラソンほど疲れるものはないからね。苦しみしか見ない者は【苦しい人生を与えられ】、幸せを”見つけ出した”者は、幸せを創造することができるんだよ。』

14.感情のコントロールだけでは、成功できない?

バランス-『今日はテレビを見ているのかい?』

マイケル-『いや~、この番組面白くて、ついつい見たりして~。』

バランス-『昨日はマンガの本、そして今日はテレビ・・・。最近は遊んでばかりだね。』

マイケル-『だって、バランスさん!今年の目標50万は簡単にクリアできるじゃないですか!月10万貯金すれば、100万にだって手が届きますよ(楽勝なのだ~)』

バランス-『確かに今年は目標をクリアできるかもしれないね。でも毎月10万貯金したところで、3年で1000万にはならないはずだよ。』

マイケル-『そうでしたね、3年後の目標は1000万でしたね。』

バランス-『毎月30万貯金したって、目標には届かないはずだよ。さあ、どうしたらよいと思う?』

マイケル-『でも、またプラス思考をすれば簡単に目標をクリアできるような気がするんですけど・・・。例えば社長に怒られたり、いじめられたり・・・、お店に泥棒が入ったり・・・、そういうマイナスの出来事に対して、前のマスターのようにプラス思考すればいいんじゃないですか?(プラス思考にはちょっと自信がついてきたのだ~)』

バランス-『確かにマイケルの言うとおり、マイナスの出来事が起きた時は、チャンスだと思うよ。でも私たちが動かない限り、プラスの風もマイナスの風も吹かないはずだよ。目的地に向かって車をスタートさせなければ、前に進むことだってできないし、事故にだって遭うことはないだろう。』

マイケル-『確かにその通りかも。』

バランス-『私たちが何を強く【思い】、そして何を強く【望んでいるのか】を明確にしなければ、例えマイナスの出来事が起きたとしても、それが【何を意味しているのか】は、きっとわからないだろうと思うよ。思考は現実化するって、何度も言ったはずだよ。残念だけど今の状態では、思考は現実化しないだろうね。』

マイケル-『でもこうやって、人並みの生活ができるようになって、少しずつ目的地に近づいているような気がするんですけどね。』

バランス-『マイケルは今、”無”思考の状態だよ。お金持ちになりたいっていう思考をしてないのと同じだと思うよ。3年で1000万稼ぐ為の方法を考えたり、計画を立てたりしなければ、何を強く望んでいるのか?ってことをアピールしていることにはならないだろう。』

マイケル-『ふむふむ。』

バランス-『そして、その思いを行動に移さなければ、外の世界での変化は得られないと思うよ。』

マイケル-『なるほど・・・、少し理解できました。毎日テレビやマンガ本を見たりすることに一日の大半の時間を使ってしまえば、「お金持ちになりたい!」って思考していることにはならないってことですね。思考をしていないのだから、当然思考は現実化されない・・・、ということですね。』

バランス-『今回のケースを思い出してみるといいよ。マスターに怒られた時、内の世界(心)に変化をつくりだしたよね。悔しいという感情喜びという感情に変化させたんだ。でもそれだけでは、思考は現実化しなかっただろう。内の世界(心)が変われば、外の世界(行動)にも変化が生じるはずだよ。内の世界の変化が、マスターに対する笑顔(行動)をつくりだしたんだよ。』

マイケル-『ふむふむ。』

バランス-『望みを叶えるってことは、現実の世界を変化させることだろう。自らの行動を変化させなければ、現実の世界も変化しないはずだよ。今の状態で、知らないうちに給料が20万から100万にアップするなんてことはあり得ないんだよ。』

マイケル-『自分から仕掛けろ(行動を起こせ)ってことですね。』

バランス-『そうだよ、仮に今年は100万貯金できたとしても、あと2年でどうやって900万ものをお金を稼ぐんだい?毎月50万以上も稼がないことには、無理だってことがわかるだろう。』

マイケル-『策を練らないことには、逆風すら吹かないってことですね。』

バランス-『いきなり50万なんて稼ぐことはできないと思うよ。今から準備して、種を蒔くんだよ。私とマイケルがこうして、汚い倉庫から脱出できたのも、風(マスターの苛め)を上手く利用したからなんだよ。』

マイケル-『ええ、わかってます。』

バランス-『私が何を言おうとしているのか、全くわからないだろう?』

マイケル-『いえ、なんとなく理解できますよ。』

バランス-『いや、理解してないはずだよ。私とマイケルが今までやってきたプラス思考は、まだまだ初歩的なことなんだよ。何故だかわかるかい?』

マイケル-『わからないです。』

バランス-『この字を読んでご覧、【プラス思考】

マイケル-『プラス思考ですか。それがどうかしたんですか?』

バランス-『今まで私達がやってきたのは、プラス思考の、の部分なんだよ。マスターに苛められて悔しかった思いや悲しかった思いを、プラス(喜び)という思いに変換してきただけなんだ。私が何を言いたいのか、少しずつわかってきただろう。プラス思考のの部分は今まで一切使ってこなかったんだよ。』

マイケル-『そういえば、今までやってきたのは、感情をコントロールすることだけでしたよね。』

バランス-『思いをプラスに変換するだけでも、大きな幸せを得ることはできると思うよ。しかし、もっともっと高い次元へ飛躍的に進みたいのであれば、どうしても【考える】という行為が必要になってくるんだ。』

マイケル-『ん~、意外と奥が深いもんですね。』

バランス-『あと2年で900万稼ぐ方法を、死ぬほど考えるといいよ。』

マイケル-『死、死ぬほどですか、なんか嫌だな~。頭がパニクってしまいそうですよ。』

バランス-『じゃあ、あきらめるんだね。毎日、テレビを見てマンガ本を読んで生活するのも、それはそれで幸せなことだと思うよ。』

マイケル-『あきらめないですよ!!ただ俺、自信がないんですよ。物事をそんな真剣に考えたことがないから!』

バランス-『いいかいマイケル、これは避けて通れない道なんだよ。人に雇われて働くってことは、それほど深く考えなくても済むことなんだ。与えられた仕事をこなすだけでいいのだから、逆に言えばとても楽かもしれないよ。』

マイケル-『そう言われれば、何も考えないって、とても楽チンですよね。』

バランス-『とりあえず、死ぬほど考えてみるといいよ。』

マイケル-『でも死ぬほど考えて、答えが出るのかな~。』

バランス-『死ぬほど考えたら、次は何をすると思う。』

マイケル-『えっ?何かすることがあるんですか?』

バランス-『死ぬほど考えたら、次は「何も考えたくない」って思うだろう。』

マイケル-『ええ、そうですね。』

バランス-『とんでもなく素晴らしい答えっていうのはね、「考えている時」じゃなくて「何も考えてない時」に出るもんなんだよ。』

マイケル-『そういえば、良いアイデアって、散歩してる時とかお風呂に入っている時とかにフッとひらめくっていいますよね。』

バランス-『最高の休息を脳に与える為には、極限まで脳を働かせることだと思うよ。良い考えが出る状態を意識的につくりだしてあげるのだよ。』

マイケル-『ほ~・・・(辛そうだけど、面白そう。)』

15.人はみな、生かされている?

食堂の主人-『このヤロー、警察に突き出してやる!』

食い逃げ犯-『何だよ、たかがギョウザ一皿ぐらいで、追いかけてくるなよ!』

食堂の主人-『ギョウザ一皿でも、食い逃げは食い逃げだ。金がないんだったら、ブタ箱行きだな。』

食い逃げ犯- 『上等じゃねえか!このブタ野郎!』

食堂の主人-『なんだと~!生意気な野郎だな!警察に突き出してやる、こっちへ来い!』

バランス-『どうかしたんですか?』

食堂の主人-『こいつが食い逃げしたんですよ。』

バランス-『まあ、許してやって下さいよ。不景気な世の中だから、きっと食べる物にも困っているんでしょう。私が勘定、払いますから。』

食堂の主人-『まあ、あんたがお金を払ってくれるなら、別にそれでいいですけどね。』

バランス- 『じゃあこれで足りるでしょ。お釣りはいいですから。』

食堂の主人- 『そうですか~。じゃあ遠慮なく。』

バランス- 『大丈夫ですか?怪我をしているみたいですけど・・・。』

食い逃げ犯 -『余計なお世話だよ!』

マイケル-『あっ!こいつマスターじゃないか!このヤロー、俺達の給料ピンハネしやがって!』

バランス- 『マイケル、まぁ、いいじゃないか。過去にこだわると運がなくなってしまうよ。』

マイケル-『それも、そうですね。じゃあ、帰りましょうか。』

元マスター -『おい、待てよ!』

バランス- 『何だね。』

元マスター -『お前達の給料をピンハネしたっていうのに、どうして俺を殴らないんだ?』

バランス- 『もう、終わったことだからさ。』

元マスター -『そんなにあっさり過去の事を忘れられるもんなのか。』

バランス- 『あぁ、簡単だよ。感謝してるからね。』

元マスター -『あんたら、頭がおかしいんじゃないのか。バカと天才は紙一重っていうけどな。』

バランス- 『そうだね、バカだと思ってくれても構わないよ。それじゃあ、元気に頑張るんだね。』

元マスター -『ちょっと待てよ。』

バランス- 『まだ何か話があるのかね。』

元マスター -『あたんらが最初、うちの店に来た時はホームレスだったよな。あんな汚い倉庫で寝泊りして、しかも俺には毎日苛められてたのに、死にたいと思わなかったのか?』

バランス- 『食べさせてもえらるだけでも、有難いと思ったよ。』

元マスター -『俺はもう、死にたい気持ちだ・・・。こんなに落ちぶれて、お先真っ暗だもんな。』

バランス- 『人殺しだけはやめた方がいい。』

元マスター -『人殺し?バカな事言うな!俺は自殺したいって言ったんだよ。』

バランス- 『他人を殺すか、自分を殺すかの、たったそれだけの違いだよ。死んだら、今よりももっと苦労するハメになるから、絶対やめた方がいい。』

元マスター -『今よりも苦労する?バカな事を言うんじゃないよ。死んだらもうそれで終わりだろ!』

バランス- 『それは、どうかな・・・。とりあえず、生きる道を選んで、頑張るんだね』

元マスター -『こんな惨めな思いまでして、生きろっていうのか!俺はマスターをやる前までは、社長をやってたんだぞ。それが今ではこのざまだよ・・・。』

バランス- 『だから言っただろう。過去の事はもう、終わったことなんだよ。過去に何を見て生きるか、それとも未来に何を見て生きるかは・・・、それは自分次第なんだよ。』

元マスター -『ずいぶんとりっぱな事を言うもんだ。どうやらただのバカではなさそうだな。』

マイケル- 『まぁ、暖かいコーヒーでも飲めよ、ほれっ。』

元マスター -『ありがとう。・・・っていうかお前なんぞにコーヒーを奢ってもらうなんて、余計落ち込むよ。』

マイケル- 『給料をピンハネされた奴にコーヒーを奢るなんて、俺も人間的に成長したなって思うわ。特にオッサンを見てると余計にな。』

元マスター- 『こんな奴にバカにされるなんて・・・、本当に死にたい気分だ。』

バランス- 『命があるだけでも、有難いと思うんだね。自分の意思で生まれてきたのなら、死を選択する権利はあってもいいと思う。でも、生まれる時には、自分の意思など関係ないだろう・・・。人は皆、生かされているんだよ。』

元マスター- 『お坊さんみたいな奴だな・・・。俺は自分の意思で生きてるんだよ!生かされているんじゃないぞ。』

バランス- 『そうかい・・・。それじゃあ、何日も寝ないで、いつまでも生きてられるかな。一日中、息を吸ったり吐いたりするのは、自分の意思でやってるのかい?』

元マスター- 『・・・・・』

バランス- 『朝から晩まで、意識的に息を吸ったり吐いたりしてたら、さぞかし疲れるだろうね。無意識にやっているということは、生かされているってことなんだ。』

元マスター- 『・・・・・』

バランス- 『生かされているって思えば、感謝の気持ちも出てくるはずだよ。じゃあ、頑張るんだね。』

マイケル- 『じゃあな、オッサン。』

元マスター- 『俺の人生はどうしてこんな風になってしまったんだ・・・。』

バランス- 『心がマイナスだからだよ。悔しい、悲しい、辛い、惨め、怒り、妬み、苦しみ、不安、焦り、恨み、あきらめ・・・。常にマイナスの感情を持っている限り、マイナスの事しか創造されないんだよ。』

元マスター- 『惨めっていう気持ちを持っているだけで、不幸になるのか?』

バランス- 『その通りだよ。今の自分の姿は、過去に抱いた感情の結果にしか過ぎないんだ。ごめんよ、もう時間がないので帰らないと・・・。』

元マスター- 『最後に一つだけ教えてくれ。どうやったらこの苦しみから逃れられるんだ?』

バランス- 『簡単だよ。たった一本のローソクを灯すだけでいい。どんなに真っ暗な部屋にいようと、たった一本のローソクで周りは明るくなるはずだよ。明るくなれば希望も出てくるだろう、目の前にあるものにも気がつくだろう。マスターの苦しい気持ちはわかる。悲しい気持ちもわかる。惨めな気持ちになるのもわかるよ。でもそれじゃあ、何も変わらないんだ。一生、暗闇の中で生活することになる。』

元マスター- 『ローソクって・・・。』

バランス- 『真っ暗な心に、喜びの感情を注入すればいい。今の状況でも喜べるものを見つけるといい。たったそれだけでいいんだよ。たった一本のローソクで変われるんだよ。だから、命があるだけでも感謝しろ(喜べ)って言ったんだよ。』

元マスター- 『・・・・・』

16.捨てることは捨てことにあらず?

マイケル-『皿洗いは終ったのか?』

元マスター-『はい、今ちょうど終ったところです(フッー・・・疲れたな)。』

マイケル-『じゃあ、次はトイレ掃除頼むわ!』

元マスター- 『トイレ掃除ぃぃ!!?』

マイケル-『え?何、その顔は!嫌なの?』

元マスター-『や、やりますよ(やればいいんでしょ!)』

マイケル-『ダメだよ、そんな不機嫌な顔じゃ!笑顔だよ、え・が・お。』

元マスター-『こ~んな感じで、どうでしょうか。』

マイケル-『まだまだ、硬いね。こ~~んな感じだよ。』

元マスター- 『こ~~~んな感じでどうでしょ、旦那様(スマイル、スマイル)』

マイケル- 『(ここは呉服問屋じゃないぞ)まぁ、それでいいよ。』

・・・・・

バランス- 『やあ、マイケル。お疲れさん。』

マイケル-『いいな~。バランスさんは今日、休みだったんでしょ。』

バランス -『まぁね。ところで2年で900万稼ぐ方法は見つかったかい?』

マイケル- 『いや~、なかなかいいアイデアが浮かばなくて・・・。ところでバランスさん、その紙は何ですか?』

バランス -『これかい?これは、喫茶店の過去の売上のデータだよ。』

マイケル- 『ということは・・・。』

バランス- 『そうだよ、この店を再生するんだ!』

マイケル -『無理ですよ、バランスさん!この店は昨年より売上が落ちてるんですよ。それにここ1、2年は赤字だっていうし・・・。とてもじゃないけど、この店を再生して、お金持ちになるなんて、絶対に不可能ですよ。駅前には大手のチェーン店もあるし、勝ち目はないですよ。』

バランス- 『それじゃあ、他で大きく稼ぐ方法でもあるのかい?』

マイケル -『ないけど・・・。いくらなんでも、この店じゃ・・・。』

バランス- 『私はここの社長に恩があるからね。だから、きっちり売上を上げて恩返ししようと思っているよ。』

マイケル -『俺だって、恩は感じてますよ!でも・・・。』

バランス- 『マイケル、これを見てごらん。』

マイケル -『ゲッ、今年の売上も昨年よりかなり減ってますね。しかも、5年前から、大手のチェーン店ができてからは、売上の落ち込みはひどいですね。』

バランス- 『そうだね。』

マイケル -『ところで、バランスさんに何か策でもあるんですか?例えば、チラシをたくさん配るとか・・・。』

バランス- 『チラシでは何も変わらないよ。一時的に反応が良くなるだけだからね。それだと、これから沈没する船にわざわざ乗船するようなものだよ。』

マイケル -『じゃあ、奇抜なところで、ちんどんやで宣伝ってのは?』

バランス- 『(それも同じ類だと思うけど・・・)逆風が吹いている中を突き進むっていうのは、とても大変な事なんだ。だから、相手と同じ土俵では勝負しないことだね。』

マイケル -『それじゃあ、どうしろって言うんですか?』

バランス- 『プラス思考だよ。』

マイケル -『また、喜ぶんですか?落ち込んでいる売上に対して・・・。』

バランス- 『今回はちょっと違うかもしれないね。人間関係でプラス思考する時に、嫌いな人に対して、何をするんだったのかな?』

マイケル- 『確か、好きになるんでしたよね。・・・という事は売上が減っているのを好きになるんですか?それも何か変ですね。』

バランス- 『嫌いな人を好きになる為には、何かをしなければならないだろう?その人の良い所を見つけなきゃならないんだ。嫌いな人に対して好きな所を見つけるのは至難の業かもしれないね。』

マイケル- 『・・・・・』

バランス- 『ちょっとこれを見てごらん。個別に売上のデータを作ってもらったんだ。』

マイケル- 『うわっ、ひどいですね。どれもこれも、全滅ですよ。コーヒー、紅茶、ジュース、チャーハン、トースト・・・。これゃあ、ダメだ。』

バランス- 『いいかい、ここを見るんだ。』

マイケル- 『あっ、増えてる!この商品だけ、売上がプラスになってますよ!!もしかして、ここに勝負をかけるんですね!』

バランス- 『その通りだよ、マイケル。売上がプラスになっているという事は、それだけ需要があるんだよ。駅前には、この商品を売っている店はないんだ。それに、駅からここのお店に来るまでの間にもこの商品を扱っている店はないんだ。今日は休みだったから、ちょっと暇つぶしに調べてきたんだ。』

マイケル- 『ひょっとしたら上手くいかもしれないですね。じゃあ、早速その商品を増やして、儲けましょうよ!』

バランス- 『その前に、【切り捨て】なければならないだろう。』

マイケル- 『切り捨てる?ってどういう事・・・。』

バランス- 『売上が極端に減っているものから、手を引くんだよ。』

マイケル- 『え~、そんな事したら、ますます売上が減りますよ!それに、社長に怒られちゃいますよ!』

バランス- 『確かに、一時的には売上が減るかもしれないね。でも、その後は必ず売上は増えていくはずだよ。その売れる商品に的を絞っていけばね。何故なら、運が発生するからだよ。』

マイケル- 『運が発生する!?』

バランス- 『そうだよ。【捨てる】っていうのはね、ただ捨てるというだけの意味じゃないんだ。売れないモノを店に置くっていうのは、お店全体のイメージダウンにもなるだろう。仮に腐ったリンゴをテーブルの上に置いたら、お客さんは誰も来なくなるだろうね。それに、もっと大事なことは・・・。』

マイケル- 『何ですか?』

バランス- 『【捨てる】というのは、マイナスの行為だろ。売上が下がっているものは、潔く捨てるんだ。ということは、「売上が減る(マイナス)」という現実を受け入れなければならないんだ。欲を解き放った時、物事は大きく変わり始めるんだよ。思い入れや執着心を捨てるんだ。』

マイケル- 『言われてみれば、コンビニの商品って、売れ筋以外のモノは入れ替えが早いですよね。』

バランス- 『だから、ジュースや軽食類からは手を引くんだよ。駅前にはハンバーガーやら牛丼やら、ここよりも安くて美味しいものを食べられるところがたくさんあるだろ。勝てる分野に絞って、勝負するんだよ!世の中の変化に対応できなくなったら、終わりなんだ。』

マイケル- 『なんだか、上手くいきそうな気がしてきましたよ。』

バランス- 『【捨てることは捨てることにあらず】・・・、この言葉をしっかりと頭に刻み込んでおくんだね。』

マイケル- 『はい、わかりました。』

元マスター- 『あの~、トイレ掃除もぜ~んぶ終りました(スマイル、スマイル)。それにもう、閉店の時間ですが・・・。』

マイケル- 『じゃあ、後片付けして、帰ってもいいよ。』

元マスター- 『さっき、【捨てる】っていう言葉が聞こえてきたんですけど。おねげぇします、どうかそれだけはご勘弁を・・・。俺を見捨てないで下さい!』

バランス- 『・・・。』

マイケル- 『・・・。』

続きは「お金持ちの思考 マイケルの物語・ホームレス編5」

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      2016/12/27

 - 潜在意識, 物語, 金運