強運になる為の方法!成功者の名言を読み解く
「全ての責任は自分にある」と思えば、全てうまくいく
理不尽な出来事がきっかけで、宅急便は生まれた
成功者の言葉には、「運が良くなる」為のヒントがいっぱい詰まっています。
成功者の名言を読み解くことによって、あなたの思考や行動に変化が現れてくれば、運が悪い人でも、きっと人生を好転させていくことができることでしょう。
成功者の多くは、何も苦しい事などを経験せずに順風満帆に進んできたように思われがちです。
しかし、実際には裏でいろいろと苦労されているようです。
もちろん、苦労しないで楽に成功することにこした事はありませんが、やはり苦労した後の幸せというのは、「仕事の後のビール」のように格別な思いがあるような気がします。
その中でもクロネコヤマトの小倉昌男さんは、凄いなと思いました。
宅急便を始める前に、当時の百貨店配送の大口取引先であった三越から色々と不条理なことをされて、何年もの間我慢に我慢を重ねてきたようです。(著書『経営学』より)
著書の中でも名指しで書いてあるくらいですから、その時の辛い気持ちは相当なものだったように思います。
そこで気持ちを腐らせては、経営者失格ですね。
小倉昌男さんは、これを機に郵便局の独占支配であった宅配便の市場にて「クロネコヤマトの宅急便」を見事に開拓していくことになります。
大きなマイナスを宝物に変えていった、良い例ですね。
「ゼロの法則」のお手本みたいですね。
(「ゼロの法則」については、『運が悪い原因を解明!意識的に運を発生させる「ゼロの法則」とは?』を参照)
全ての責任は自分にある
納税額日本一のお金持ち斎藤一人さんは、「ツイてる!」を口癖にすると、成功できると言います。
しかし、普通の人がそれを真に受けて、「ツイてる」を連発しても、成功はできません(笑)
何故なら、斎藤一人さんは「ツイてる」という言葉を口癖にすると共に、「100%自分の責任」という明確な信念を持っているからです。
「100%自分の責任」という事を信念にすると、全てがうまくいき、そのうえ悟りまで開けてしまうと、『ツイてる!』の著書の中で仰っています。
偶然にも、GMOインターネットの熊谷正寿さんも、「すべての責任は自分にある」(著書『20代で始める「夢設計図」』)と仰っています。
早い話、自分の身に何か悪いことが起こったとしても、他人のせいにしてはいけないという事です。
(他人のせいにしている限り、何も成長できないということですね)
斎藤一人さんも、熊谷正寿さんも、きっと小倉昌男さんが経験したような不条理な事をたくさん体験してきたのだと思います。
だからこそ、その経験の中から、「100%自分の責任」という考え方が柱になっているのだと思います。
当然、この「ゼロの法則」も、「他人を責める」という概念は全くありません。
それともう一つ、「自分を責める」という概念も全くありません。
「自分の責任」と考えてしまうと、どうしても
「自分が悪いことをした」、
「自分は能力がない」、
「自分は何をやってもダメだ」
という具合に、自分を卑下してしまう恐れがあります。
だから、「相手の責任ではない」
しかし、「自分の責任でもない」という事になります。
ただあるのは、「自分の精神性を高めるため」に起こった出来事なんだという事です。
精神性を高められると、それに見合った宝物が必ず用意されます。
考えることで、道は開ける
考えることは最も過酷な仕事である
「ゼロの法則」において、プラス思考というのは、とても大事です。
苦しい時に、“喜ぶ”
嫌な事があっても、“喜ぶ”
という具合に、感情をプラスに持っていくことを、勧めています。
何故なら、潜在意識を刺激できる唯一の物質は、“感情”だからです。
しかしながら、一般的な認識では、まだまだ「イメージング」や「願望」というところにこだわっているのが現状かもしれません。
セロトニンやドーパミンなどの脳内物質(感情物質)があることも、科学的に証明されているのですから、そのうち正確なこともあきらかになる時代が、そう遠くないうちに訪れてくると思います。
さて、問題は「喜ぶ」ための、動機付けですね。
ただ何も考えずに、マイナスの事象に対して「喜ぶ」というのは、至難の業だと思います。
そして、「考える」という行為自体、意外と苦痛に感じている人が多いのではないでしょうか。
アメリカの自動車王、ヘンリー・フォード氏も「考えることは最も過酷な仕事である」と言っているくらいです。
本当にその通りだと思います。
「どうやったら、売上を20%アップできるだろうか?」
「どうやったら、彼(彼女)の気持ちを振り向かせることができるだろうか?」
「どうやったら、部長に昇進することができるだろうか?」
「どうやったら、3年後にマイホームを手に入れることができるだろうか?」
という具合に、いろんな夢や目標があったとしても、それらの質問に対して真剣に考える人というのは、少ないかもしれません。
なんとなくぼんやりしたイメージをしてみたり、神社にお参りしてみたり、そのうちいつか願いが叶うだろうと思ったりする人も多いかもしれません。
正直、それらの事に対して、没頭して考えることができる人は数少ないと思います。
心の葛藤が願望を叶える為の対価である
なんだかんだ言っても、「考える」ことというのは、苦痛です。
私もプラス思考はある程度習慣になりましたが、それは「思・考」においての「思う」の部分です。
やはり「考える」という部分に関しては、かなりエネルギーを消費するので、よっぽどの事がない限り、自ら進んで「考える」という事はあまりしません。
しかし、「マイナスの出来事」が起こった時は、例外です。
そういう場合は、
「今、自分が進んでいる道は間違っているのかもしれないな」とか、
「私の心の中に、何らかの貧しい心があるのかもしれないな」とか、
「今はきっと、願望を叶えるチャンスなんだ!」とか、
という具合にして、基本的には、自分の「願望」にスポットを当てて、考えるようにします。
何か嫌なことがあると、「パチンコ」などのストレス解消に走るのが、昔の私でした。
「考える」という行為を選択し続けた結果、運が悪い人生をずっと送ってきました。
しかし今は、何か嫌な事があると、「考える」という行為を選択する習慣が身についてきました。
ヘンリー・フォード氏が「考えることは最も過酷な仕事だ」と言っているくらいですから、ほとんどの人は「考える」ことを避けます。
世の中には、「考える」ことを否定する人もいますが、それは「考える」ことと「悩む」ことを混同しているからです。
考える事を避けてしまうから、願望を叶える為の答えも導き出すことができないわけです。
正直、大きな夢や大きな目標であればあるほど、考えることによって、「イライラ感」や「モヤモヤ感」が心の中を占有します。
しかし、私の著書『寝る前3分のトイレ掃除を続けなさい。9割の人がお金持に変わる』には、願望を叶える為の対価として、心の葛藤や躊躇や抵抗が必要だと書かれています。
ですから、答えを導き出すために、イライラしたりモヤモヤしたりするのは、ある意味自然なことなのです。
それらのモヤ~ンとした気持ちを乗り越えた時に、違う景色が見えるようになります。
「考える」という過酷な試練を乗り越えた者は、必ず幸福な人生を歩むことができることでしょう。
世界一のお金持ちは、60年前に300万円で購入した家に今でも住んでいる
普通の人がこうして億万長者になった
本田健さんの著書『普通の人がこうして億万長者になった』には次のようなことが書かれています。
「乗用車は19年、同じクラウンに乗りました」(医師)
「靴は30年も同じものをはいている」(出版社・社長)
「車は一台あれば十分」(家具会社・社長)
「物を大切にし、質素な生活を心がけている」(証券会社・マネージャー)
上記の人に限らず、億万長者の多くの人は、意外にも質素に倹約しながら生活しています。
同じ靴を30年も履いているなんて、ちょっと驚きかもしれませんね。
しかし、これは日本だけの傾向ではありません。
アメリカでも、『となりの億万長者』(トマス・J・スタンリー)という本が出版されて、日本でも翻訳されています。
その本の中でも、お金持ちの多くは、使えきれないほどのお金を持ちつつも、意外にも質素な生活をしています。
でも、あなたは、テレビなどの影響で、お金持ちの多くは、
高級な外車を乗り回し、
高価なアクセサリーをいっぱいつけて、
派手で優雅な生活をしている人がほとんどだと錯覚してしまうかもしれません。
でも、それはほんのごく一部だけであって、実際には全く違います。
その一番いい例が、アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット氏です。
2008年には、ビル・ゲイツ氏を抜いて、世界でナンバー1のお金持ちになった人です。
上記には、
「乗用車は19年、同じクラウンに乗りました」(医師)
「靴は30年も同じものをはいている」(出版社・社長)
と書いてあります。
しかし、ウォーレン・バフェット氏に比べたら、まだまだ甘いかもしれません(笑)
何故なら、彼は
50年前に3万1500ドル(315万円)で買った家に、今も住みつづけているのです。
今あるものに感謝するだけで、幸せになれる
ウォーレン・バフェット氏は、数兆円という、莫大な資産を持っているにも関わらず、60年以上も前に315万円で購入した家に今でも住んでいます。
これを見てもわかるように、バフェット氏は豪邸に住んだり高級車を乗り回したりする為に、投資でお金を増やしてきたわけではありません。
だからと言ってあなたに、質素に生活して倹約に努めなさいというつもりはありません。
ただ、浪費はなるべく控えるようにするといいです。
日々の生活の中で、ストレスがたまったり、満たされない気持ちになったり、イライラしてしまうと、どうしても人は“何らかの代替行為”を求めてしまいます。
それは人によって、さまざまです。
友人や恋人に不平不満を言ってスッキリしたり、
お酒を飲んで紛らわしたり、
朝から晩までテレビを見たり、
ブランド物のバッグや高級車を買ったり。
欲しいモノを次から次へと買っても、真の幸福が得られないことは、世のお金持ちは知っているということです。
ストレスの発散先を他に求めないということになれば、当然のことながら、
「仕事にも集中できる」
「今あるものに感謝できる」
「周りの人にも感謝できる」
という事になるので、どんどん運が良くなっていくのは想像できると思います。
「今あるものに感謝する」という心構えがなければ、バフェット氏が60年前に買った家にいまだに住みつづけるということは不可能だと思います。
お金に不自由しない人生、幸せな人生を歩みたいのであれば、「今あるものに感謝する」ということはとても大事なことです。
だからこそ、30年も同じ靴を履きつづけたり、19年も同じ車に乗りつづけたりすることができるのだと思います。
大成功の秘訣は「常に改善」。楽天もトヨタと同じだった。
弱気を助けるという理念が、楽天を成功へと導いた
インターネットで成功した人物といえば、、楽天の三木谷浩史さんが有名もしれません。
インターネットの世界で成功したと言うと、時流に上手く乗って、苦労せず楽に成功できたという印象が強いかもしれません。
しかし、三木谷さんの考えは、とても“地味”です。
常に改善し続けることが、成功の秘訣だと述べられています。
(著書『成功のコンセプト』より)
三木谷さんの考えは、ゼロの法則そのものです。
「弱いものを助ける為に自分は、インターネットという土俵で戦える場所を提供しているんだ」
という強い気概を感じます。
確かに、ネットの楽天市場には、有名な百貨店などがあるわけでもなく、全国の個人商店や中小企業ばかりが名を連ねています。
「弱きを助ける」という強い理念があったからこそ、当時(20年前)大企業が続々とネットショッピングに参入したにも関わらず、わずか数名足らずのスタッフで発足した「楽天」がトップの座になることができたのだと思います。
また、プラス思考だけではなく、マイナス思考という理念も持ち合わせています。
「成功している時こそ、自分を否定する勇気を持て」
と本には書かれています。
ようは、成功(プラス)していても、現状に甘んじることなく謙虚(マイナス)になり、もっと良い仕事の方法がないか、もっと顧客に喜んでもらえる方法はないかという具合に、“常に改善を続ける”ということだと思います。
わずか20年で、売上高7000億円の企業に成長させただけあって、柱(考え方)がしっかりしています。
「常に改善」という言葉を聞くと、日本のトップ企業であるトヨタ自動車をつい思い浮かべてしまいますね。
「成功している時こそ、自分を否定する勇気を持て」
と楽天の三木谷浩史さんは言いましたが、トヨタの場合は、「乾いたタオルを、さらに絞る」という事が徹底されています。
「自分は恵まれている」と思えば幸せは向こうから勝手にやってくる
やはり、成長し続けるためには、成功していても奢ることなく、淡々と日々生活していくことが大事なのだと思います。
「私は家庭の主婦なんだから、そんな会社の話を聞いてもしかたがない!」という人もいるかもしれませんね(笑)
でも、成功者の言葉からは、色々と自分の生活に応用できる事がいっぱいあります。
例えば、「弱きを助けるという強い理念があったから、短期間で大成功できたのか!」という話に納得したのであれば、「今まではコンビニでつり銭を募金する程度だったけど、今度からは毎月3000円程度、決まった額を恵まれない人の為に寄付してみようかしら」と自身の生活に当てはめることができますよね。
世の中の成功者のほ多くがが、「困った人を助ける」という強い使命みたいなものを持っています。
成功者の人は、そういう事をペラペラ話すことを控えているので、あまり表に出てこないだけです。
クロネコヤマトの小倉昌男さんも、会社を退いてからは、障害者の為に無報酬で働いていました。
しかし、本来の姿は、世間に知られずに、日々善行を積むことが、一番精神性の高いことになります。
三木谷浩史さんが言っているように、「弱きを助ける」というのは、本当に綺麗事かもしれません。
しかし、「“自分よりも”困っている人や恵まれない人」に対して、施しを行うというのは、潜在意識が何かを認識してくれます。
それは、「自分には○○がある」、「自分は満たされている」という思いを、潜在意識にインプットするようになります。
それを確実なものにする為には、あるものを刺激しないとダメですね。
それが、“感情”です。
「自分はお金がなくて貧乏だな」と思っていても、下には下がいます。
自分よりも恵まれない人がいる事に気がつけば、「自分は恵まれているな」と思う事ができます。
思考は現実化されるので、やはり時には「困っている人」や「弱者」に目を向けることは大事なことだと思います。
たけしの成功はトイレ掃除以外にもあった
見返りを求めないと、強運になれる
北野武さんは、30年前に「ツービート」という漫才でブレイクして、今もなお芸能界で活躍していて、強烈に運に恵まれた方ですね。
その理由は、やはりその人の考え方が影響している場合が多いですね。
北野武さんは、著書『全思考』のなかで、こう述べられています。
『「お前が困ったら、俺はいつでも助ける。だけど、俺が困ったときは、俺は絶対にお前の前には現れない」これが正しい。お互いにそう思っているところに、初めて友情は成立する。昔助けてやったのに、なんで今度は俺のこと助けてくれないんだ?なんて思うとしたら、そんなもの初めから友情じゃないのだ。自分が本当に困っているとき、友達に迷惑はかけたくないと思うのがほんとうだろう。』
凄い考え方ですね。
思わず、「ゼロの法則」そのものだと思ってしまいました。
友達が困っていたら、喜んで助けてあげる。
しかし、自分が困っても、友達に助けを求めない。
「ゼロの法則」でいうところの、“見返りを求めない”という考え方ですね。
友達が困っている時には助けてあげて、自分が困った時には、友達に助けを求めない・・・というのは、一見自分だけがバカを見るような印象を受けますが、実際にはそうではありません。
見返りを求めないという考え方が心の中でしっかり定着してくると、強烈に運が良くなってきます。
その一例が、トイレ掃除であり、寄付でもあります。
「相手に何かをしてあげても、一切見返りを求めない」
北野武さんの強運の理由は、この考え方にあると思います。
強運の秘訣は「弱きを助け、強気をくじく」
北野武さんの成功の理由は、今まで30年以上も「トイレ掃除」を積極的にやってきたからだと思っていました。
しかし、どうやらそれ以外にも、「考え方」が大きく影響を与えているようですね。
『権威を引きずり降ろすことはあっても、可哀想な人たちを汚しちゃいけないって気持ちがいつもどこかにある。』
弱きを助け、強きをくじく・・・こんな考えを持っているとは予想外でした。
この考え方も、強運を引き寄せる理由の一つですね。
楽天の三木谷浩史さんも、
『弱きを助けるという子供の頃からの夢を実現したい。』
ということを著書『成功のコンセプト』で述べられていました。
なかなか表には出てこない心の深層部分が、本の中で語られているのは、とても興味深いことだと思います。
また、クロネコヤマトの生みの親である小倉昌男さんは、会社の一線から退いた後は、弱い立場にある障害者支援のために活発に活動されていました。
普通、1部上場企業の大会社の社長ともなれば、現役を退いた後は、悠悠自適の暮らしをしていると、皆さん思われますよね。
普通の人が一生かかっても持つことのできないお金をたんまり持っているわけですから。
小倉昌男さんに限らす、京セラ・KDDI創業者の稲盛和夫さんも、そうです。
正直、稲盛和夫さんも、使えきれないほどの資産を蓄えたにも関わらず、地位・名誉を捨てて、仏門に入ってしまいました。
弱者のことを常に気遣う心配りが、成功への大きな指針になるのだと思います。
しかし、普通の人は日常生活において、仕事や家事などの雑務に追われて、そんな事考えている暇もないことでしょう。
しかし、恵まれない人への寄付(弱きを助け)くらいなら、できることと思います。
強きをくじく・・・というのはかなり勇気がいりますね(笑)
でもサラリーマンで出世を願っている人は、上司にゴマをするよりは、部下を可愛がってあげる方が、強運を引き寄せることができます。
北野武さんに限らず、運の強い人のほとんどは、その法則を無意識に実践しています。
エジソンはプラス思考の天才だった
耳が聞こえなくて大助かりですよ、とは普通思えない
ナポレオン・ヒル氏は『思考は現実化する』という本の作者で、とても有名です。
他にも『成功哲学』という本も書いています。
その『成功哲学』の本の中では、エジソンの逸話に触れています。
今まで、色んな人のプラス思考について見聞してきましたが、正直エジソンのプラス思考については、物凄いショックを受けました。
もし、自分が同じような立場だったら、エジソンのようなプラス思考はできなかったと思います。
エジソンというのは、発明家で後世に残るほど有名になりましたが、「ほとんど聴力がなかった」というは、あまり知られていません。
『成功哲学』で次のように書かれています。
『エジソンは少年のころ、列車の中の売り子をしていたことがある。あるとき、一人の男が彼の売っていたキャンディーなどの商品もろとも、彼の耳を思いきり強く引っ張った。そのことが原因で、聴力を失ったのだ。』
普通であれば、他人のせいで耳が聞こえなくなれば、他人を恨み自分の一生を悲観して過ごしてしまうことが多いのではないでしょうか。
それをいとも簡単に
「耳が聞こえないことで“大助かりしてますよ”」
と言ってのけるのですから、あまりにも凄すぎます。
耳が聞こえなくなった代償(マイナス)として、彼は後世に残る発明家となることができたのかもしれません。
とんでもないマイナスを受け入れる(プラス思考)ことによって、とんでもない宝物を受け取ったという典型的な例ですね。
耳が聞こえなくなった(マイナス)のに、大助かりしてますよ(プラス)なんてこと、普通は思えないですよね。
不幸な出来事に意識しても、不幸な出来事を引き寄せるだけ
エジソンっていうのは、発明家としては、世界の歴史に残るほど超有名な人です。
しかし、私としては、発明家としてのエジソンよりも、人間的に心の広いエジソンの方が物凄く魅力を感じます。
何かを失わなければ何も得られないという、一方的に偏った考え方はあまりよくないと思います。
しかし、人が生きていく上で、不可抗力でどうすることもできない災難や悲劇に見舞われることがあります。
そういう時には、もう起こってしまった事なのだから、「どんなに嘆いても、どんなに悔やんでも」、物事が好転していくことはありません。
一生、不幸な出来事にスポットを当てて、大切な人生を無駄にしてしまうかもしれません。
不幸な出来事にスポットを当てるというのは、「不幸な出来事をいつも意識」するということになります。
当然、その人の興味は「不幸な出来事」なのだろうと、神様も推測してしまうので、「不幸な出来事」が次から次へとその人の身に降り注ぐことになるのかもしれません。
もちろん、普通の人がエジソンのように、「耳が聞こえないことで”大助かりしてますよ”」なんて思考をするのは、至難の業かもしれません。
(たぶん、超スペシャル級のプラス思考だと思います。)
しかし、そういう凄い人がいるということを知っているだけでも、今後プラス思考する時には、大きな勇気を頂けると思います。
息を吸って吐くように目標達成できる
カップラーメンでも小さいベッドでも感謝
和田裕美さんの著書『息を吸って吐くように目標達成できる本』は、
とても分かりやすくて、とても親しみやすい言葉で、しかも「ゼロの法則」の考え方みたいな事が平易に解説されているので、とても為になる本です。
本当、この本を読めばわかるかと思いますが、「ゼロの法則、そのままじゃん!」って思います。
和田裕美さんは、日本ブリタニカで営業の仕事をしている時に、世界No.2の成績を残したそうです。
しかし、この本には、営業のテクニックについては何一つ書かれていません。
和田裕美さんの考え方は、本当に「ゼロの法則」そのものです。
「お給料以上の仕事をする」
「何度でも落ちよう」
「トンネルは近道」
という事が書かれてあります。
とにかく、「マイナス」というものを「マイナス」と捉えるのではなく、それは自分を成長させるために必要なものであるという考え方です。
「晴れた日に感謝して、雨の日に感謝して、風が吹いても、凍えそうに寒くても、どんな時でも感謝できたら、どんな人よりも幸せになれるはずです。」
という事も書かれています。
完全にブレない柱が、心の中にしっかりと根ざしていますね。
きっと、そういう事をお話できるのは、数々の試練や苦難を乗り越えてきたからこそだと思います。
著書の中では、その試練や苦難などの話は一つも書かれていません。
そしてこんな事も書いています。
『とりあえず、今あることに感謝する。
今日寝る場所に感謝する(小さいベッドでも)
今日食べたものに感謝する(カップラーメンでも)
今日の仕事に感謝する(おもしろくなくても)
今日の自分に感謝する(不満なところがあったとしても)』
マイナスの状況時に感謝するという習慣が完全に身についているようです。
神様は感謝する人が大好き
小さいベッドに感謝するからこそ、いずれ大きなベッドで寝る事ができるようになります。
何故なら、
神様というのは感謝する人が大好きだからです。
また、神様というのは、欲しいものは全て分け与えるという、無条件の愛の固まりです。
でも実際には、「満たされていない」という人が多いですね。
それは、「満たされている」という事を、神様にきちんと伝えていないからです。
神様に伝える為には、請求するのではなく感謝することが大事です。
しかし、感謝したとしても、その感情が「目立たない限り」相手に伝わることは難しいですね。
その感謝の感情が一際目立つようにする為には、
「マイナス」の時に喜ぶ(プラス)ことですね。
何故なら、対極のものを合わせると、これほど目立つ事はないですから。
夜空(マイナス)に映る花火(プラス)
仕事をしていて、「つまらないな、面白くないな!」と思ったとします。
その「つまらない、面白くない」というマイナス感情があるこらこそ、その後に喜んで感謝(プラス思考)することに意義があるのです。
「あっ、今、感謝しているな」って、神様もすぐに気づいてくれるようになります。
(例えば、黒いマジックで書く場合は、紙を対極の白にすると、目立ちますね。)
だからこそ、
マイナスの時に感謝するのが、とっても大切なのです。
それにいつも、朝から晩まで感謝していたら、身も心も疲れてしまい体が持ちません。
和田裕美さんに限らず、やはり成功している人っていうのは、皆同じ考え方をしているのですね。
最後までお読み頂き、有難うございます。
この記事はアドバイス東京の記事
「0344.全ての責任は自分にある」
「0346.考えることは最も過酷な仕事である」
「0348.同じ家に50年も住むことができますか?」
「0350.成功の源は弱気を助けるという信念」
「0393.たけしの成功はトイレ掃除以外にもあった」
「0418.耳が聞こえなくて大助かりですよ」
「0441.カップラーメンでも小さいベッドでも感謝」
に修正・加筆をしてアップしています。
2018/08/18