強く願うと逆のことが起こる 潜在意識の真実に迫る

強く願うと逆のことが起こる

強く願うと逆のことが起こるというのは本当か?

「強く願うと逆のことが起こる」というのは、本当なのでしょうか。

世の中の常識にどっぷり浸かっている人にとっては、天と地がひっくりかえるくらいビックリしてしまうことかもしれません。

でも、潜在意識の世界では「強く願うと逆のことが起こる」というのは、正しい知識なのです。

こんな話、どこの本にも書かれていないので、「そんなの嘘だ!」と思われる方もいるかもしれませんね。

でも、これは本当の話です。

どうして、こんなに自信満々で言うことができるのでしょうか?

しかも、世の中の大勢としても、イメージングなどのやり方が主流だというのに。

潜在意識のことをきちんと理解できていれば、「強く願うと逆のことが起こる」というのは、当たり前のことなのです。

また、潜在意識や願望実現においては、他にも「臨界点」というものが存在しています。

この「臨界点」というものを知らなければ、残念ながら潜在意識や感情については語ることはできないのです。

多くの人はそれを知りません。

「強く願うと逆のことが起こる」というのですから、もしある男性が「なんとか早く出世したい!」と強く願ったとしたら、どうなるでしょうか?

仕事でミスを連発して、上司に怒鳴られてしまう。

そんな、普通では考えられないようなマイナスの出来事が起こってしまいます。

ですから、目の前で起こっているマイナスの出来事というのは、その人が持っている「強い願望」の現われであることが多いです。(もちろん、その人のカルマによって、マイナスの出来事を引き寄せることもあります。)

もしこの話が信じられないのであれば、ある事を実践してみれば、すぐに検証することができます。

「お金持ちになりた~い!!」と、強く強く願ってみて下さい。

強く願うと、煩悩を刺激することになる

 「強く願うと逆のことが起こる」

ビックリ仰天の考え方ですね。

「お金持ちになりた~い!!」と強く願ってみると、それが本当かどうか検証することができます。

「お金持ちになりた~い!!」と強く願ってみた人はいるでしょうか?

その結果、お金が増えるどころか、出費がかさむ出来事の方が多かったのではないでしょうか?

もちろん、イメージングなどで「お金持ちになっている所」を鮮明にイメージングしたとしても、お金が増えるどころか、同じようにお金が奪い取られるような場面に遭遇することが多くなります。

例えば、

電化製品が故障したり、

詐欺にあったり、

財布を落としたり。

そういった不運な出来事が多くなります。

きっと、イメージングを熱心にやってきた人は、そういった出来事に遭遇したことがあると思います。

では、何故、強く願うと逆のことが起こるのでしょうか?

ぜひとも、その答えを知りたいですよね。

この話をわかりやすく説明するには、さらに奥の深い話をしていかなければなりません。

願望実現といっても、「つねに心地よい感情でいれば、望むものを引き寄せられる」といった単純なものではありません。

何故、強く願うと逆のことが起こるのか?

一言で言うと、強く願うという事は、人間の“煩悩”を強く刺激していることになるからです。

果たして、煩悩願望実現って、どんな関係があるのでしょうか。

強く願うことで、不足感というマイナス感情が芽生える

アファメーションが今だに人気がある理由とは?

煩悩というのは、煩い悩むことです。

「お金持ちになりたい!」って思うのも、今の生活に煩い悩んでいる証です。

人間ですから、誰でも欲を持っています。

欲を持つのは、とても自然な行為です。

しかし、「何かを強く欲しがっている状態」というのは、強い執着の現われであり、焦りなどのマイナス感情を誘発させることになってしまいます。

「強く願うと逆のことが起こる」というのは、実は現在では常識になりつつあります。

何故なら、アファメーションという手法がそれです。

「お金持ちになりたい!!」と強く願うのではなく、「私はお金持ちである!!」と強く宣言するのがアファメーションですね。

ですから、アファメーションが未だに廃れずに実践している人が多いのは、「強く願うと逆のことが起こる」というのを知っているからです。

「強く欲しがっている状態」というのは、人間の煩悩であり我欲であり、執着であると言いました。

煩悩も我欲も執着も、全てマイナスに作用してしまいます。

何故なら、煩悩も我欲も、マイナス感情を引き起こしてしまうからです。

「お金持ちになりたい!!」と強く願えば、強い不足感(マイナス感情)を引き起こします。

その強い不足感によって、お金を奪おうとする力が働くようになります。

その為、

詐欺にあったり

財布を落としたり

給料が下がったり

・・・といったような現象が頻繁に起こるようになります。

イメージングを熱心にやっている人は、きっと一度や二度は経験したことがあることでしょう。

しかし、詐欺にあったり財布を落としたりすることは、実は大変ラッキーなことなのです。

野望を持ち、試練を乗り越えることで成功できる

通常、マイナスの出来事に直面してしまうと、ほとんどの人は落ち込みます。

そして、開運グッズを購入したり厄除けをしたりお参りしたりして、なんとか難から逃れようとします。

しかし、「ゼロの法則」では、全く逆です。

目の前で起きたマイナスの出来事に正面から向き合います。

何故なら、そのマイナスの出来事は、その人自身が引き寄せたものだからです。

「引き寄せの法則」では、「つねに心地よい感情でいると、望むものは引き寄せられる」という教えですね。

という事は、「つねに心地悪い感情でいると、悪いものが引き寄せられる」という事もありえますね。

「強く願うと逆のことが起こる」というのが正しいのであれば、願い事は極力しない方がいいという事になりますね。

しかし、話はそう単純ではありません。

どうしても叶えたい願望があるのであれば、強く願っても構わないということです。

しかし、その反動として、必ずマイナスの出来事が起こるようになります。

そのマイナスの出来事を乗り越えることによって、その願望が実現するようになります。

よく考えてみて下さい。

世の中の大成功者は、若い頃に皆大きな野望を持っていました。

そして、幾多の壮絶なる試練を乗り越えて、成功している人がほとんどです。

もしあなたが、エベレストの頂上に登りたいと願ったとしましょう。

エベレストに登ったことのない人にとっては、とても大きな願望かもしれません。

頂上に登る時には、必ずあるモノが用意されます。

果たして、何でしょうか?

運が悪い人は、対価を支払うのが嫌い

頂上に辿り着くには、坂道を登らなければならない

エベレストの山に限らず、山の頂上を目指して登ると、必ずといっていいほど現れるものがあります。

しかも、それを避けて通ることはできず、それを必ず乗り越えなけばなりません。

頂上に登る時に、必ず現れるモノとは?

その答えは、“上り坂(マイナス)”です。

上り坂を歩くのは、とても辛いですね。

平坦な道を歩くことに比べると、上り坂は何倍も疲労度が増します。

しかし、よく考えてみて下さい。

目の前に上り坂(マイナス)が用意されたという事は、その道を歩けば必ず頂上に辿り付けることを意味しています。

ですから、マイナスの出来事を目の前に用意されたら、願望実現はもうすぐ目の前まで来ているのです。

多くの人はそれを知らないので、マイナスの出来事があると、不満を漏らしたり怒ったり泣いたり避けたりしてしまいます。

もったいないですね!!!
 
本来、願望実現とマイナスの出来事は、セット(一対)になっているものなのです。

詐欺にあったり財布を落としたりするのは、とてもラッキーだと書きました。

もしそんな場面に遭遇したら、快くそれを受け入れることで、あなたは飛躍的に金運が良くなります。

何故なら、対価(マイナス)を支払っているからです。

また、「出世したい!!」と強く願っている人が、上司からの理不尽な言動に悩まされているとしたら、これほど絶好のチャンスはないのです。

前にも書きましたが、上司からの理不尽な言動に悩まされたら、カウンセリングではなくコーチング(願望を叶えることを考える)に意識するのが、本当の姿なのです。
(興味のある人は『引き寄せの法則では本命の願望は叶わない』を参照して下さい)
 
強く願うことは決して悪いことではありません。

ただ、願望が叶う前提として、マイナスの事が起こるという予備知識さえ持っていればそれでいいのです。

予備知識があるのとないのとでは、全く違った反応になるからです。

欲しいものがあるのなら、対価を支払うこと

あなたは、マイナスの出来事に対する考え方が、少し変わったのではないでしょうか。

マイナスを受け入れるか、

マイナスを避けるか、

たったこれだけの違いで、人生は全く違ったものになってきます。

「ゼロの法則」の教えは、とっても明快です。

「欲しいものがあるのなら、対価を支払いなさい!」

この教えは、とても理に叶っています。

そして、

東大に合格することも、

良い会社に就職することも、

理想の人と巡りあうことも、

昇進することも、

成功することも、

良好な人間関係を築くことも、

美味しいものを食べることも。

全て、“対価”が必要だという事です。

美味しいラーメンが食べたければ、千円も出せば食べられます。

熱心にイメージングをしたとしても、心地よい感情になったとしても、

「お金(対価)を支払わなければ、ラーメンは食べられない(願望は叶わない)」のです。

この法則さえ、頭の中に叩き込んでおけば、あなたの人生はもう決して悪い方向にはいかないはずなのです。

でも、人生が停滞したままの人や運が悪い人というのは、本当に判で押したように、「対価を支払うのが嫌い」なのです。

坂道を歩くことは、とても疲れるので、対価(マイナス)となります。

しかし、願望実現をしたい(頂上に登りたい)のであれば、どうしてもその坂道を歩かなければなりません。

ですから、イメージングをしただけでは、決して願望が叶う事はないのです。

大成功したい人は、イメージングもあり

イメージングを否定しているわけではない

「イメージングをしただけでは、願望は叶わない」って言われると、 毎日熱心にイメージングをしている人にとっては、とてもショッキングな話かもしれません。

イメージングをすれば、その通りの現実になるのかといえば、実際にそうなるのはとても稀です。

イメージングをした人であれば、経験済みだと思います。

イメージングを完全否定しているわけではありません。

イメージングの効果的な使い方もあります。

イメージングは、その人の願望を明確にする点では、とても良いことだと思います。

日頃から願望に意識していれば、努力も怠らないだろうし毎日の生活に目標があるので、自然に元気も出てきます。

ですから、「努力を怠らない人」がイメージングをするのであれば、それはプラスの効果を発揮するかもしれません。

しかし、イメージングのみによって、願望を引き寄せようと頑張っても、それは非常に難しいことになります。

イメージングを頻繁にすることによって、人間の感情は心地よい感情を通り越して、快楽的な気持ちになっていきます。

イメージングを頻繁にするという事は、強く願うことと同じですので、イメージングした事とは全く正反対の出来事が起こるようになります。

イメージングをする人の大半は、我欲を刺激していることがほとんどです。

大金を手に入れている姿だとか、

高級車に乗っているところとか、

マイホームを手に入れている姿だとか、

理想のパートナーと巡りあっている所とか、

夢が叶っている姿だとか、

好きな仕事をしているところとか。

色々ありますね。

欲を持たない人は、平穏な生活を送れる

我欲を刺激するというのは、煩悩を刺激することなので、マイナス感情になるというのは、前にも書きました。

本当に、その通りです。

イメージングをすることによって、マイナスの出来事が起こり、そのマイナスの出来事を受け入れ、それを乗り越えることで願望が叶う。

というのが正しい知識なのです。

イメージングをしている人にとって、願望が叶う前に、マイナスの出来事が起こるという知識が不足している為に、ほとんどの人がイメージングを挫折してしまうわけです。

「強く願うと逆のことが起こる」

というのは、真実です。

逆を言えば、強く願わず、欲を持たない生活をしていると、毎日平和な生活を送ることができます。

あまりマイナスの事が起こらなくなるのですね。

あなたの身の回りにも、あまり欲のない人って見かけませんか?

そういう人は、たいがいマイペースで淡々と目の前のことをこなしていき、恵まれた環境にいることが多いです。

ただし、あまり欲がないので、マイナスのこともあまり起こらず、大成することは少ないです。

毎日を平穏に過ごしたいのであれば、

「欲を持たない」

大成功したいのであれば、

「願望を強くイメージする」

という二通りの方法があります。

あくまでも感情が主役なので、毎日を自由気ままに、一喜一憂しながら生きていれば、必ずマイナスの出来事が頻繁に起こるようになります。

そのマイナスを乗り越える術さえ身に付ければ、きっとどんな願望も叶うことでしょう。

「イメージングをすると、何故かマイナスの事がよく起こる」と不思議に思っていた人は、この記事を読んで、納得されたのではないでしょうか。

最後までお読み頂き、有難うございます。

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      2021/10/14

 - 潜在意識