願望は鮮明に描くべきか?神様におまかせして願いが叶う方法
願望実現にイメージングは必要ない
イメージングが苦手な人は、神様におまかせ!
「願望実現」といえば、あなたは何を思い浮かべますか?
「願望実現」と聞いて、すぐにイメージングを思い浮かべる人も多いかと思います。
世に出回っている「願望実現」の教えというのは、なりたい将来の自分を鮮明にイメージすることで願望が叶うといのうが主流のような気がします。
果たして本当にそうなのでしょうか?
なんとなくですが、ぼんやりとした願望よりも具体的な願望の方が叶いやすいような気はしますね。
しかし、実際には、やはり“感情”が大事であるように思います。
私は正直、「ゼロの法則」を実践してから、具体的なイメージングをした事はほとんどありません。
(ゼロの法則については、「運が悪い原因を解明!意識的に運を発生させる「ゼロの法則」とは?」を参照して下さい)
ただただワクワク感のみで、「ゼロの法則」を実践してきました。
そして、非常にあいまいな願望を持ちつづけてもいました。
具体的なイメージをすることなく、ただただ「運を頂く絶好のチャンス!」という具合にして、マイナスの出来事をその都度受け入れてきました。
もちろん、喜んでマイナスの出来事を受け入れてきました。
プラス思考して、何が起こるのかは、いつも“神様におまかせ”しています。
理不尽な事を言われた時も、
気持ちが落ち込んで立ち直れない時も、
将来に不安を感じた時も、
いつもプラス思考をして、乗り切ってきました。
そして、“運を頂く!”というたったそれだけのモチベーションだけで、プラス思考ができました。
クリスマスプレゼントにはずれはなし!
普通の人は、“運が良くなる”というきっかけだけでは、なかなか試練(マイナスの出来事)を乗り越えることはできないかもしれません。
しかも、どんな結果になるのかは、全くわからないのですから。
子供の頃、誰もがクリスマスプレゼントに心が躍った記憶があることと思います。
プレゼントの箱の中身は、何かはわからないけれど、でも“日頃自分が欲しがっていた何か”が入っていることだけは間違いないと確信して、ワクワクしていますね。
両親からのクリスマスプレゼントであれば、もう間違いなく、自分が欲しいオモチャであろうことは想像できることと思います。
私が「ゼロの法則」を実践する時も、実は子供の頃に経験したこんなクリスマスプレゼントを受け取るような感覚です。
ですから、一生懸命頑張ってプラス思考して(嫌いな人を好きなにったり、理不尽な事を言われても相手を許したり)、どんな宝物が貰えるのかは、全て“神様におまかせ”しています。
“神様におまかせ”していれば、はずれが出ることはないです。
あなたの欲しいモノを両親がちゃんと知っているように、神様も全てお見通しだから安心なのです。
世間一般で言われているような、具体的なイメージングは本当に一度もしたことがありません。
人間関係では、“こうなったらいいな”と日頃から思っていたことが、ほとんど実現しています。
「ゼロの法則」を実践して、なかなか願望が叶わないという人は、もしかしたら、願望を強く意識し過ぎて、執着心というマイナス感情を背負ったままなのかもしれません。
もし、願望を手放し、神様に全て委ねてみることで上手くいくのであれば、そうやった方法で試してみるといいです。
抽象的なイメージでも願いは叶う
感情が主役で、イメージングは脇役
「ゼロの法則」では、“願望実現”については、非常に奥の深い話をしています。
ただイメージングをすれば願望が叶うというものではなく、そこには非常に複雑な要素が絡み合い、願望実現という結果を生み出しています。
「ゼロの法則」において、何度も出てくる言葉があります。
それが、“感情”です。
“感情”が主役であって、“イメージング”というのは脇役になります。
早い話、“感情”さえ、自分の心の中に生み出すことができれば、“イメージング”は全く必要ないということになります。
実際、私は嫌いな人に対してプラス思考した時には、喜ぶ感情に持っていくよう努力すれば、イメージングはしなくても、嫌いな人は自然と目の前から消えてくれます。
もしくは、非常に好意的な態度に相手が変わってくれます。
もしくは、私がその環境から離れることができます
(俗にいう、ワープ、ミラクル、サプライズ、奇跡というのが、これに当たります。)
何度も言うようですが、“感情”に意識してみて下さい。
そうすれば、今自分が何をすればいいのかが、自然と見えてくるはずです。
例えば、誰かに理不尽な事をされた時、「この先良いことが起こるチャンスだわ!」と思ってもなかなか喜べない人がいるかもしれません。
しかし、具体的な願望を考えることで、ワクワクするのであれば、それはそれで全然OKです。
結果は「神様におまかせ」でもいい
具体的に次のように考えるといいです。
「この試練を乗り越えれば、“昇進”のチャンスだぞ!」
「こんな理不尽な人を許すんだから、“宝くじ”が当たるようなミラクルが起こって当然だわ!」
「今ここで相手を許せば、もしかしたら、“理想の相手”に巡り合うチャンスかも!」
という具合にして、“昇進”、“宝くじ”、“理想の相手”と具体的な願望を描くことで、気持ちがワクワクするのであれば、その方がいいという事になります。
私の場合は、たまたま「運を頂く絶好のチャンス!」という具合に、非常に抽象的な“運”というものを思い浮かべるだけでも、気持ちがワクワクします。
ワクワクする対象というのは、人それぞれです。
ですから、「結果は“神様”におまかせします」という事でも、気持ちが癒されるのであれば、それはそれでOKですということです。
しかし、具体的な願望を描かないと、気持ちがワクワクしないのであれば、イメージングをしても構わないということです。
プラス思考する為のモチベーションとして、“宝くじが当たっている”将来の自分を鮮明にイメージングをしても良いということですね。
ですから、イメージングを否定しているわけではなく、あくまでも“感情”が先にありきです。
逆を言えば、イメージングをしても、“感情”がほとんど刺激されないのであれば、その願望は叶わないということになりますね。
抽象的なイメージ(運を頂く、神様におまかせ)だけでも、ワクワクするのであれば、あえて具体的なイメージをしなくても、願望は叶うということになります。
そして、具体的なイメージをしないとワクワクできないのであれば、自身の願望を強く思い描くことが大事であるということになります。
マイナスを受け入れると、イメージングでも願望は叶う
執着やイメージングは悪いことではないが・・・。
私は目に見えない“運”というものに惹かれてから、ずっと研究を続けてきて今年で18年目になります。
「運が良くなる!」
「運を頂くチャンス!」
「強運になれるかも!」
といったことを思い浮かべるだけでも、気持ちがワクワクしてきます。
普通の人は、そこまでの気持ちにならないかもしれません。
しかし、一つの事を研究し続けるには、ある程度尋常ではない執着心も必要なのかもしれません。
私はたまたま“運”というものの虜になってしまいましたが、あなたも色んな対象において、“虜”になっている事と思います。
それは、人それぞれですね。
ある人は、お金持ちになって豪邸に住むことであったり、
ある人は、理想のパートナーに巡りあうことであったり、
ある人は、プロの歌手になってレコードを出すことであったり、
ある人は、プロの小説家になることであったり、
私はお坊さんでもなければ、修行僧でもないので、欲もたくさんあります。
しかし、「ゼロの法則」を実践していくうちに、全く矛盾したことをするようにもなりました。
それが、「欲(プラス)を解き放つ(マイナス)」です。
強烈に運が良くなることがわかっているのであれば、自分が持っている欲さえも解き放つことができるようになります。
人間の願望って、凄いものですね。
そこまで執着できるのですから。
執着を持つこともイメージングをする事も、全く否定しません。
ただ、強烈な執着や執拗なイメージングをすればするほど、必ずといっていいほどマイナスの出来事が起こるようになります。
イメージングすればするほど、マイナスを引き寄せる
問題は、そのマイナスの出来事をどう対処するのかという事が大事です。
強烈なイメージングは、強烈なマイナスの出来事を引き寄せます。
「引き寄せの法則」ってありますけど、プラスのイメージをしたら、プラスの出来事を引き寄せるという単純なものではありません。
それは、あなたも経験していることだと思うので、理解できることと思います。
1.毎日熱心にイメージングをする
2.マイナスの出来事が起こる
3.想定外のことが起こったので、イメージングをやめる。
マイナスの出来事が起こったにも関わらず、それでもイメージングを続けた人は、願望が叶います。
(マイナスの出来事を受け入れる気持ちがあることが前提です。)
ただし、ほとんどの人は、そこで不安感情が増幅するので、なかなか喜んで幸せに満たされた気持ちでプラスのイメージングをする人は、とても少ないことと思います。
少ないですが、それができた人は願望が叶います。
逆説的なことを言うと、最近あまりマイナスの事が起こらないので、“運が頂けない”と嘆いている人がいるのであれば、思いっきりイメージングをしてみるといいです。
そうすれば、お望みどおりに、マイスナの出来事をプレゼントしてくれます。
ある意味、計画的にマイナスの出来事を発生させて、プラス思考の対象を作り上げるという、とても戦略的な発想ですね。
このレベルになると、「ゼロの法則」の上級者になりますね。
人間の心理として、やはりマイナスは避けたいものですから。
それを意識的に誘発させるというのですから、凄いですね。
イメージングを続けていると、想定外のマイナスの事が起こる
マーフィーの「100%願いが叶う方法」
イメージングというのは、とてもポピュラーな願望実現法ですね。
私が運のなかった頃、どうしても運が良くなりたい一心で、本屋さんで本を探していた時、マーフィー氏の「100%願いが叶う方法」といったようなタイトルの本を見つけ思わず感動したのを覚えています。
感動したというのは、100%願いが叶う方法がこの世にあったという事を知ったからです。
でも実際は、イメージングをすれば絶対叶うといった体験談ばかり書いていたので、途中で読むのをやめてしまいました。
「ゼロの法則」では、イメージングを完全に否定しているわけではなく、時と場合によっては、大きな効果を発揮すると言っています。
イメージングを熱心にやっている人でも、ストレートに願望が叶う人も僅かですがいます。
そういった人がいるからこそ、昔からイメージングが流行っている一面なのかもしれません。
イメージングを熱心にやっていると、必ずといっていいほどマイナスの出来事を引き寄せます。
イメージング後にマイナスの出来事が起こったにも関わらず、その後喜ぶ感情を引き出すことで、願望実現につなげています。
なかなか出来ることではないですが、それができた人は願望を叶えることができます。
ただし、イメージングで願望を実現させた当の本人は、熱心に繰り返しイメージングをしたのが、成功要因だと勘違いしてしまいます。
これが、願望が叶わない人によく流布される、「まだまだイメージングが足りないから!」というものです。
願望が叶う本当の理由は、イメージングではない
願望実現で成功した人の話を鵜呑みにして、願望が叶わなかった人は、さらに毎日熱心にイメージングを続けます。
しかし、さらにマイナスの出来事を引き寄せることになるので、精神的にとても辛くなります。
イメージングで願望が叶った人も、「何故願望が叶ったのか?」というプロセスをよく知りません。
願望が叶った理由は、「毎日熱心にイメージングをしたから叶った」と思い込んでいるのが、一般的です。
あなたがもし、イメージングが得意なのであれば、マイスナの出来事が起こることを承知の上で、実践するのも手です。
最初からマイナスの出来事が起こることを予測しているのですから、精神的なショックも少なくて済むし、マイナスの出来事に対する対処法も知っているので安心です。
これならば、非常に短期間のうちに、願望を実現することができます。
ただし、マイスナの出来事というのは、マイナス感情になることが必然的ですので、たいがい想定外の出来事が起こる可能性が高いです。
マイナスの出来事が起こることを前もって知っていたとしても、その想定外のマイナスの出来事が起こるという事です。
何故なら、想定外のことが起こらないと、マイナス感情にならないからですね。
その人が予想もしていなかったマイナスの出来事が起こるという事です。
ですから、実際マイナスの出来事が起こった時には、なかなかプラス思考に持っていくのが大変です。
その心の葛藤や苦しみを乗り越えるからこそ、本当の意味で願望が叶うわけです。
ようは、マイナス感情という対価を支払ったことになるのですから。
好転反応があるからこそ、願いが叶う
イメージング後に現れる「好転反応」とは?
願望を鮮明に描くことは、決して悪いことではありません。
ただし、願望を鮮明に描くことで、即願いが叶うと勘違いしている人が、とても多いのが事実です。
実際にはそうではありませんね。
引き寄せの法則やイメージングをしている人の間では、次の言葉がよく交わされます。
「好転反応」
引き寄せの法則やイメージングをした後に、一時的に悪い事が続く現象を「好転反応」と呼んでいます。
引き寄せの法則を行った後に、悪い事が起こるということは、世間では既に認知されているのですね。
このことからもわかるように、願いを叶えるには、「一度マイナスを経験すること」が必要であるということが理解できると思います。
ですから、
「イメージング」をしたから願いが叶うのではなく、
「マイナス」を経験したから願いが叶うのです。
イメージングを熱心に実践して、願いが叶うのは、「好転反応」と呼ばれるものを経験した人たちです。
そしてその「好転反応」を素直に受け入れることです。
イメージングを熱心にやればやるほど、必ず「好転反応」が現れます。
ほとんどの人は、ここで挫けて「イメージング」をあきらめることになります。
しかし、前もって「好転反応」だとわかっている人は、その後も熱心にイメージングを続けて、願望実現に結び付ける人もいます。
ただし、イメージングを続ければ続けるほど、その後はとても理不尽な事や不愉快な出来事が起こるようになります。
それを承知の上で、イメージングをするのであれば、対処法を知っているので精神的な負担はずっと軽くなるはずです。
願望を一度手放し、神様に委ねてみる
鮮明に描かなくても、願望は叶います。
「神様におまかせ」するのも、一つの方法です。
実は、「神様におまかせ」するのは、とっても楽ちんです。
何故なら、日々の感情をコントロールする必要がないからです。
「引き寄せの法則」のように、つねに心地よい気持ちでいる必要もありません。
日々、一喜一憂し、自分の感じた通りに生きていればいいのです。
そうすることで、この世の現実というのは、あなたの思考通りの状況になります。
いつも怒ってばかりいる人には、「怒りを感じてしまう」ような現実を与えられるようになります。
ですから、好きなように生きていれば、勝手に「好転反応」が現れるようになります。
イメージングをしない人でも、この理不尽な世の中で生きていれば、ちょくちょく嫌な出来事に遭遇するはずです。
「好転反応」というのは、誰にでも起こることなのです。
ですから、あえて「イメージング」をする必要がないとも言えるのです。
泣いたり、
笑ったり、
怒ったり、
悲しんだり、
そんなことを日々続けていれば、黙っていても「好転反応」が起こるのです。
その理由は簡単です。
前にも言いましたが、あくまでも、「感情」が主役であって、「イメージング」は脇役だからです。
願望を神様におまかせすると、あなたにとって「ドンピシャリ」の欲しい物が手に入るようになります。
もちろん、「イメージング」しても良いのですが、別にイメージングをしなくても、あなたの一番欲しい物は、「神様は知っている」ということです。
願望を一度手放し、「神様に委ねる」ことで、精神的な解放を得ることができます。
とても清々しい気分でいられるので、「イメージング」に疲れてしまった人は、ぜひ実践してみるといいでしょう。
最後までお読み頂き、有難うございます。
2021/10/14