転落人生にストップ!依存症を克服する方法
依存症は感情を刺激することで克服できる
運の悪い人は依存症になりやすい
運の悪い人は、「依存症」になりやすい傾向があります。
何かに対して、必要以上に執着してしまうのが、「依存症」になります。
「依存症」というのは、日常生活に支障をきたしてしまうほど、何かに夢中なってしまうことを言います。
ギャンブル依存、薬物依存、お酒、たばこ、パチンコ、買い物、ゲーム、ネット、スマホ・・・などなど。
身の回りには、「依存症」に陥ってしまう、罠がたくさんあります。
依存症になってしまう事で、会社をクビにされたり、大病になったりするわけではないので、ズルズルと依存を続けてしまうようです。
「依存症」から抜け出したいと本気で思っている人は、多いかもしれません。
ギャンブル依存が続けば、借金生活になる可能性もありますし、実際に借金で苦しんでいる人もいます。
買い物依存も、現在はネットで気軽にカードなどで買えてしまうので、知らないうちに借金になってしまうこともあります。
お酒やたばこの依存にしても、いずれ病気になる可能性だってあります。
運の悪い人というのは、どうしても「ストレス」を溜めやすい傾向にあるので、何かに依存しがちです。
運の良い人生を歩むには、まずは「依存症」を克服していかなければなりません。
しかし、安心して下さい。
「依存症」は簡単に克服できるようになっています。
私も、26年吸っていたたばこを簡単に禁煙できるようになりましたし、
借金までしてパチンコに依存していたのも、簡単に克服できました。
それではどのようにして、「依存症」を克服することができるでしょうか。
「依存症」を克服するには、
感情を刺激することで簡単に治ってしまいます。
潜在意識を刺激すれば、依存症は克服できる
「依存症」というのは、意識の世界ではなく“無意識”の世界で繰り広げられているということを知ることが大事です。
ですから、意識の世界で「戦おう」とすると、無駄な労力を使ってしまうことになります。
「無意識」の世界にシフトすれば、簡単に克服することができます。
何故なら、「依存症」というのは、“感情”が最優先されて、行動化してしまうからです。
例えば、買い物依存。
今月はもうお金がないから、買い物は絶対に無理。
と思っていても、その意識の世界での気持ちを押しのけて、いつの間にかお気に入りのお店に足が向かっているとか、無意識のうちにネットで買い物しているという行動に出てしまいます。
これは、意識ではなく無意識の世界が勝ってしまっているから起こることなのです。
意識の世界でセーブできるのであれば、それは「依存症」というレベルではないです。
例えば、「最近、お酒を飲みすぎだから、今日は飲むのを控えよう」と、意識して考えていたことがそのまま、行動としてセーブできるのであれば、それは「依存症」とは言わないかもしれません。
しかし、「飲むのを控えよう」と思っていたとしても、仕事が終わって家に着いたら無意識のうちに飲んでしまっているというのが、「依存症」になります。
こうなってしまうともう、「無意識の世界」に働きかけるしか方法はありません。
世の中には、「依存症」の治療法はたくさんありますが、「意識」の世界に働きかける方法が多数を占めているため、それでは「依存症」を根本的に治すことはできません。
それでは、「無意識の世界」に働きかけるとは、いったいどういう事なのでしょうか。
「無意識」というのは、別な言葉で説明すると「潜在意識」という言葉に置き換えることができます。
その「潜在意識」を支配しているのは、“感情”になります。
(「潜在意識についてもっと詳しく知りたい人は『潜在意識の秘密を大公開!願望実現に必要な6つの常識』を参照して下さい。」)
ですから、“感情”を刺激することで、無意識の世界を変えていくことができるようになります。
「ダメだ」と思っていても、ついついお酒を飲んでしまうのも、感情の仕業です。
「感情」をコントロールできるようになると、「依存症」を克服できるどころか、どんどん運も良くなっていきます。
ドーパミンとセロトニンの活用で、依存症は克服できる
依存症の原因は、マイナス感情とドーパミンの多量摂取にあり
無意識に出てしまう行動を抑制するには、“感情”を刺激することが大事です。
無意識に出てしまう行動の裏には、不安・恐怖・心配・悲しみ・怒り・・・などなどのマイナス感情が影響している場合が多いです。
もちろん、マイナス感情がなくても、中毒性の強いもの(麻薬や薬など)を摂取し続けると、その快感を欲する為に、無意識のうちに行動に出てしまう事もあります。
この場合は、一旦快楽を覚えてしまうことで、それが脳に強烈にインプットされて、常習性になります。
たばこにも中毒性がありますが、潜在意識のプログラムを書き換えることで、簡単に禁煙することができます。
パチンコなどのギャンブル依存も、潜在意識のプログラムを書き換えることで、依存を克服することができます。
潜在意識のプログラムを書き換えるというのは、“感情の書き換え”を意味しています。
麻薬やパチンコなどで、快楽を覚えてしまうのは、脳内にてドーパミンという感情物質(神経伝達物質)が出てくるからです。
このドーパミンというのは、適度の量であれば、何も問題はありません。
ただ、何度も麻薬などの薬を使用したり、毎日パチンコをしたりして、常にドーパミンを摂取し続けると、なかなかその依存から脱却するのは、至難の業となってきます。
毎日、デザートやチョコレートなどを多量に摂取している人も、脳内にて快楽を感じるのが癖になってしまっているからです。
どちらにしても、ギャンブル、薬物、お酒、たばこ、買い物、ゲーム、ネット、スマホ、甘い物・・・などの依存症は感情の書き換えで、克服することができます。
甘い物や食べ物を多く摂り過ぎている人にとっては、依存症に関係なく、ダイエットにも効果的なので、ぜひ感情の書き換えを試してみたいところですね。
ドーパミンは快楽、セロトニンは癒し
依存症を克服するには、感情を刺激することが大事だと解説してきました。
感情を刺激するには、2通りの方法があります。
一つ目は、ドーパミンを活用する方法です。
二つ目は、セロトニンを活用する方法です。
どちらも、神経伝達物質と言われるものです。
他にもノルアドレナリンという神経伝達物質もあります。
これらの神経伝達物質は、感情物質と呼び変えることもできます。
ドーパミンは、快楽・興奮・多幸感など。
セロトニンは、癒し・安定・幸福感など。
例えば、チョコレートをたくさん食べると、多幸感になります。
甘い刺激が強いので、強い快楽を感じてしまいますね。
一方、ご飯や野菜などを食べても幸福感になります。
ただし、チョコレートほどの多幸感はありません。
ご飯や野菜などにも、甘味はありますが、チョコレートほどの甘味はありません。
しかし、人間の脳にとっては、この刺激の少ない甘味が、脳内においては、とても居心地のいいものとなります。
精神衛生上、一番安定している状態になります。
食べ物で例えるならば、
チョコレートの刺激の強い甘味がドーパミン。
ご飯の刺激の弱い甘味がセロトニン。
という事になります。
ドーパミンとセロトニンというのは、全く正反対の働きをするように思われますが、両方とも脳内においては、なくてはならない存在になります。
ドーパミンが原因で依存症になる場合もあるのに、ドーパミンを活用して依存症を克服するというのは、意外かもしれませんね。
しかし、ドーパミンの過剰摂取で依存症になるのであれば、もっと強力なドーパミンを活用する方法もあるのです。
薬物やギャンブルを何度もやり続けると、ドーパミンが過剰に出てきます。
ただし、ギャンブルの場合は、負けた時には、勝った時の正反対の気持ちに陥ることになります。
ギャンブルに勝つと多幸感になるのであれば、ギャンブルに負けてしまうと、無気力状態になってしまいます。
ギャンブルをよくやる人は、たぶん納得することでしょう。
ドーパミンというのは、薬物やギャンブルなどで受ける刺激以外にも、意識的に脳内で作り出すことが可能です。
脳内にて、ドーパミンを意識的に作り出すことで、依存症を克服することができるのです。
26年吸っていたたばこも簡単に禁煙できる
願望や夢を思い浮かべるだけで、ドーパミンは出る
依存症は、ドーパミンという感情物質を活用することで克服できると言いました。
そして、ドーパミンというのは、脳内で意識的に作り出すことが可能であるとも言いました。
パチンコで大当たりした時には、ドーパミンが出て多幸感になることができます。
多幸感に慣れてくると、ちょっとした幸福感では物足りなくなってきます。
チョコレートばかり食べていると、ご飯の甘味に気づけなくなるということですね。
そして、野菜の甘味も感じられずにいるので、ご飯や野菜を食べても美味しいという味覚は薄れてくるようになります。
何事も適度であり適量であれば、問題はありません。
さて、ドーパミンを意識的に脳内に作り出すことって、本当に可能なのでしょうか。
それが、可能なのです。
例えば、女性であれば、ブランド物のバッグや洋服に身を包んでいるところを想像しただけで、ドーパミンが出ることもあります。
また、イケメンの男性と付き合っているところを想像しても、ドーパミンが出ることがあります。
男性の場合も、綺麗な女性と手を組んでデートしている所を想像しただけでも、ドーパミンが出るかもしれません。
さらに水着姿なども想像すると、もっとドーパミンが出ることでしょう。
人によって、ドーパミンの出る対象はまちまちです。
理想の異性を思い浮かべるだけで、ドーパミンが出る人もいれば、
オリンピックの選手が金メダルを思い浮かべるだけで、ドーパミンが出る人もいれば、
高級スポーツカーに乗っているところを思い浮かべるだけで、ドーパミンが出る人もいれば、
常夏の島で仕事をせずのんびり暮らしているところを思い浮かべるだけで、ドーパミンが出る人もいます。
要は、あなただけの「願望や夢」というのは、ドーパミンを出させる最強のツールとなるわけです。
禁煙に対するイメージを「楽しい、幸せ」に書き換える
“願望や夢”を思い浮かべると、ワクワクした気持ちになったり、多幸感になったり、ちょっと興奮気味になったり、快楽的な気持ちになったりしませんか?
依存症というのが、感情によってコントロールされているのであれば、その感情に刺激を与えていかない限り、根本的な治療とはならないです。
実際に私は、意識的に作り出したドーパミンを活用することで、26年吸っていたたばこを禁煙することができました。
そして、“感情の書き換え”をしました。
その結果、禁煙後は、全くたばこを吸いたいとも思いません。
本当に、簡単にやめることができたのです。
理由は、ドーパミンという感情物質を利用して、潜在意識を巧みにごまかすことに成功したからです。
世間一般的な認識では、禁煙に対するイメージは、
辛いだろう、
苦しいだろう、
何年我慢できるかな
健康の為に頑張ろう
という具合に、マイナス感情のオーラばっかりになってしまいます。
「苦しい禁煙にチャレンジする」というイメージ付けでスタートする禁煙というのは、失敗に終わってしまう可能性が高いです。
何故なら、苦しいことや辛いことは、続かないからです。
でも、逆に楽しいことや嬉しいことは、続くようになっています。
そこで、禁煙した後に起こるであろう色んなメリットを、感情が刺激されるまで思い続けることです。
ワクワクした気持ちになるまで、禁煙後のメリットを考えてみることです。
そうすることによって、禁煙に対するイメージが「辛い、苦しい」から「楽しい、幸せ」と変わってきます。
あなただったら、「楽しいこと」や「幸せなこと」だったら、ぜひチャレンジみしみたいと思いませんか?
メリットだらけの禁煙をやらない手はない
禁煙するとバラ色の人生になる?
禁煙する場合は、ドーパミンを活用すると、効果的にやめられると書きました。
実際に私は、禁煙をする前に次のようことを考えました。
「タバコをやめると、次のようなバラ色の人生が待っているのだろう。
今でも、朝の目覚めはスッキリですが、タバコをやめることによって、 メチャクチャ目覚めがスッキリするのだろう。
今でも、ご飯は美味しく食べられますが、タバコをやめることによって、 メチャクチャご飯が美味しく感じられるのだろう。
今でも、熟睡できますが、タバコをやめることによって、 メチャクチャ熟睡できるのだろう。
その他にも、
体が軽くなる、
胃の調子が良くなる、
外出時に灰皿を探さなくてもよい(これだけでもストレス軽減されますね)、
タバコ代が浮くので小遣いが増える、
タバコの臭い(部屋、体など)がなくなるので、今よりも大幅に金運アップ、
タバコを吸わない人に、迷惑をかけなくなる (煙を吸うだけでも、害がありますからね。)
空気が美味しく感じられる、
ヤニがなくなるので、部屋の中が汚れにくい(掃除が楽~)
という具合に、タバコをやめるメリットだけをいっぱい考えました。
金運も良くなるし、集中力もアップするし、ハッキリ言って良いことだらけです。
26年もの長い間、本当にタバコを吸ってきて良かったと思います。」
という具合に、ワクワクする気持ちになるまで、禁煙のメリットをひたすら考えました。
苦しいイメージで続けても、苦しさしか得られない
「禁煙すると、楽しい事がいっぱい起こるよ」、と潜在意識に植えつけました。
ただ植えつけるだけではなく、感情が伴っているので、「楽しい、幸せ」という気持ちを取り払うことは難しいです。
このようにして、
「禁煙は苦しい」というイメージを
「禁煙は楽しい」というイメージに変換させました。
その結果、副作用全くなし(禁煙グッズを使う、間食が増えるなど)で、禁煙を成功させることができました。
人間は、どうしても辛い方ではなく楽しい方を選んでしまう習性があります。
「禁煙は苦しい」というイメージで、禁煙を続けても、本当に苦しい禁煙をずっと続けなければなりません。
しかし、「禁煙後」に楽しいことがいっぱい起こるのであれば、ワクワクして禁煙に取り組むことができるようになります。
ようは、潜在意識をうまくごまかしてあげるわけです。
私は、ワンカートン(ショートホープ20個入り)を買ってきて、そのたばこが全部なくなったら、禁煙スタートと決めました。
すると、たばこを吸っている最中に、次のような気持ちにまでなることができました。
「早く、禁煙したい!」
この言葉からもわかるように、
「禁煙辛い」<「禁煙楽しい」
という具合に、ドーパミンの感情物質が勝っています。
ドーパミンを多量に出せば、「楽しい、幸せ」という気持ちに依存してしまうことだってできます。
例えば、パチコンで大当たりを引いて、一度脳内に快楽がインプットされると、またパチンコに行ってしまいたくなります。
それと同じで、一度脳内に「楽しい、幸せ」という気持ちをインプットすることで、「たばこなんか吸いたくない」という気持ちに持っていくことも可能だということです。
考え方を変えるだけで、セロトニンは摂取できる
セロトニンは、癒し、安定、幸福感を与える
今まで、依存症を克服する為に、「ドーパミン」を活用する方法をご紹介してきました。
「ドーパミン」の他にもう一つ、「セロトニン」を活用して依存症を克服する方法があります。
「セロトニン」という言葉、きっと一度や二度はどこかで聞いたことがあるのではないでしようか。
「セロトニン」という感情物質(神経伝達物質)は、すでに科学的に証明されている物質になります。
ですから、医療の世界では「セロトニン」というものを実際に活用しています。
特に、うつ病患者に服用する薬の中では、「SSRI」と呼ばれているものがあります。
この「SSRI」の日本名は「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」と言います。
この薬名からもわかるように、「セロトニン」という感情物質というのは、実際に脳内の中にあるものです。
「セロトニン」というのは、
癒し、
安定、
幸福感、
というのが主な感情だと以前に解説しました。
私は、ずっとパチコンに依存していた時期がありましたが、こちらは知らない間に治ってしまいました。
若い頃からずっとパチンコをしていて、遂には借金までしてパチンコをしてしまうほどのめり込んでいた時期がありました。
しかし、パチンコの依存もこの「セロトニン」を活用することで、自然と治りました。
意識的に「セロトニン」を取り込んでいたわけではないですが、結果的に「セロトニン」を多く取れ入れる考え方が習慣になったからだと思います。
その元となった考え方が「ゼロの法則」です。
(ゼロの法則について、詳しく知りたい方は『運が悪い原因を解明!意識的に運を発生させる「ゼロの法則」とは?』を参照)
心を「癒す」のは、自分一人でもできる
考え方を変えるだけで、「セロトニン」という感情物質を増やすことが、本当に可能なのでしょうか?
それが可能なのです。
「セロトニン」というのは、癒しや安定や幸福感を感じるものだと説明してきました。
ですから、例えば、パワースポットに行ったり、空気の澄んだ神社に行ったり、お気に入りの映画やテレビを見たり、子供と遊んだりするだけでも、心が癒されます。
他にも
桜を見ながらお花見したり、
水族館でイルカに触れ合ったり、
ペットと散歩したり、
早朝にウォーキングしたり、
と色々、気持ちが癒されることってあります。
食べ物でも、セロトニンを体内に取り込むことができます。
必須アミノ酸の一種であるトリプトファンを多く含む食品を摂りいれることで、セロトニンを増やすことができます。
牛乳、チーズ、まぐろ、ピーナッツ、バナナ、豆腐・・・など。
しかし、一番簡単でお金もかからずに、手っ取り早く一人でできる癒しの方法があります。
それが考え方を変えていく方法です。
例えば、「職場で上司に怒られて、とても悔しい」という場合。
こんな時の気持ちというのは、「癒し」とは全く正反対の「怒り」や「不安」などの気持ちが占めていますね。
そんな時に、
「自分も仕事に対する姿勢が甘かったかも」とか、
「上司もきっと、家庭で嫌なことがあって、イライラしていたのだろう」とか、
「次からは怒られないように、きちんと準備して仕事にとりかかろう」とか、
気持ちを切り替えていくことで、自然と「怒り」が消えていくので、気持ちが安定してきます。
気持ちが安定してくれば、自然と気持ちも癒されます。
特に「上司もきっと、家庭で嫌なことがあって、イライラしていたのだろう」という具合に、相手を思いやり相手を「許す」ことで、「セロトニン」が多量に出てきます。
相手を「許す」というのは、自分の心を癒すことにも繋がっているのです。
ですから、普段からイライラやモヤモヤしている感情があるのであれば、それを心の中から解放してあげるだけで、気持ちが安定してきて癒しに繋げることもできるようになります。
依存症の根本的治療は「否定」ではなく「肯定」
ちょっとした事で癒しを感じることが、本当の幸せ
「セロトニン」という感情物質(神経伝達物質)は、考え方を変えていくだけで、脳内に増やすことができると言いました。
「癒し」
というのは、とても大事ですね。
きっと、誰もが「癒し」を求めて生活しているのではないでしょうか。
一日中、クタクタになるまで仕事をすれば、「癒されたい!」って誰もが思います。
そんな時、「癒される対象」がない人というのは、どんどんストレスが溜まっていきます。
その為、その溜まったストレスを解消する為に、刺激の強いドーパミンを求めるようになってしまいます。
あまりにもストレスが溜まってしまうと、ちょっとやそっとの刺激(セロトニン)では、癒されなくなってしまうということですね。
ですから、ストレスを溜めすぎるのは、禁物です。
セロトニンを増やす為に、パワースポットに行ったり、食べ物に気を使ったり、旅行に出かけたりすれば、気持ちが癒されることは確かです。
しかし、時間もお金もかかりますし、一時的な効果しか望めないかもしれません。
ストレスがいっぱい溜まる前に、その都度気持ちを軽くしてあげることが大切です。
そうすれば、何かに依存するということもなくなってくるはずです。
チョコレートの甘味よりも、ご飯の甘味に幸せを感じられるようになれば、本物の幸せに近づくことができます。
桜の花を見て、ほんわりとした幸福感に包まれたり、
家族との団らんで、ほがらかな幸福感に包まれたり、
早朝の散歩で、さわやかな幸福感に包まれたり、
本来は、ちょっとした刺激で幸福感を得られることが、本当の幸せになります。
脳内にとっては刺激の弱い幸福感が、とても心地よい状態なのです。
害やデメリットをイメージしない方がいい
依存症を真剣に克服したいと思っている人は多いかもしれません。
依存症を克服する方法は、肯定的に物事を捉えることが一番効果的です。
例えば、お酒を断ちたい人が、お酒を否定したり、
禁煙したい人が、たばこを否定したり、
一見、依存している対象について、害やデメリットなどをイメージさせて、やめさせる方法が正解だと思われがちです。
しかし、否定から入るのではなく、依存している対象について「肯定」から入ることが一番の依存症の克服方法になります。
例えば、私の場合、
禁煙する時に、たばこの害などは全くイメージしませんでした。
仕事が疲れた時や、休憩時や、食後に吸うたばこは格別にうまいです。
煙と一緒に疲れを、口から吐き出しているような感じです。
また、不安や緊張している時には、特にたばこをプカプカ吸ってしまいます。
きっと、たばこを吸って気を紛らわそうとしているのでしょう。
たばこに対する否定的な気持ちが全くないので、
今まで長い間たばこを吸ってきた自分を否定することもないですし、
近くでたばこを吸っている人がいても、嫌悪感になることもないですし、
喫茶店に入っても、喫煙ルームで受動喫煙を楽しむこともあります。
物事を否定しないようになると、行動や考え方がとても自然になってきます。
「こだわらない」、
「自分の考えを押し付けない」、
「執着しない」、
という考え方が定着してくるので、ストレスもあまり溜め込まなくて済みます。
例えば、依存しているお酒やたばこを否定してしまうと、今までお酒やたばこを嗜んできた自分をも否定することになってしまいます。
依存症というのは、ある意味目の前の問題から目を反らして、その逃避先として存在しているのかもしれません。
人生、辛くて苦しいことは多いですが、その一つ一つに真剣に向き合い、解決できるよう努力していくことが、依存症にならずに済む方法なのかもしれません。
人間は、弱い生き物なので、どうしても目の前の問題から逃げてしまいたくなります。
一時的に逃げることは有効だと思います。
本当に辛い時は、そうした方がいいと思います。
しかし、ある程度気持ちが落ち着いてきたら、勇気を振り絞って、目の前の問題と向き合うといいかもしれませんね。
健闘をお祈りいたします。
最後までお読み頂き、有難うございます。
2021/10/14