100回のありがとうより、1回のおめでとう
「ありがとう」で奇跡を起こす方法とは?
「ありがとう」を言い続けても奇跡は起きない
「ありがとう」、という言葉はとても良い響きがありますね。
ありがとうを言い続けると奇跡が起きるという、噂まで飛び交っています。
ありがとうという言葉は、本当に良い言葉だと思うので、機会があるごとにその言葉を使うのはとても良いことだと思います。
「ありがとう」という言葉を誰かに言うと、相手は喜んでくれますね。
感謝の気持ちを言葉で伝えることで、人とのコミュニケーションも円滑になりますし、「ありがとう」と言う方も、言われる方も、気分がいいものです。
「ありがとう」と言う事で、自分も幸せになれて、他の人も幸せなれるのですから、こんな素晴らしいことはないですね。
しかし、「ありがとう」という言葉も、度を越してしまうと、それはマイナスに作用してしまいます。
諺にも、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というのがあります。
この意味は次のようになります。
『何事も程ほどが肝心で、やり過ぎることはやり足りないことと同じように良いこととは言えない。 良いと言われることでも、やり過ぎは害になるということ。』
いくら「ありがとう」という言葉が良いからといって、それを何度も言い続けると、逆に害となってしまいます。
特に、一日何度も言い続け、何万回と唱えると、奇跡が起こるとまで言われています。
本当にそうでしょうか?
しかも、「ありがとう」を言い続けるだけでいいので、感情が伴っていなくてもいいそうです。
しかし、「ゼロの法則」では、感情が大事だと強く力説しています。
残念ながら、「ありがとう」を言い続けただけでは、奇跡は起きません。
仮に「ありがとう」を言い続けて奇跡が起こったとしても、それは違う理由によるものてす。
不平不満を言わないことで奇跡は起きる
「ありがとう」という言葉を使うのはとても良いことです。
しかし、「ありがとう」を言い続けても、奇跡が起こるということはありません。
「ありがとう」を言い続けて奇跡が起こったという人は、違う事が原因である場合が多いです。
「ありがとう」を言い続けている時に、不平不満・悪口・愚痴を言ってしまうと、最初から数を数えなおさなければなりません。
途中、一回でも、
「バカヤロー」とか、
「あいつなんか死ね」とか
「またサービス残業かよ」とか
「毎日疲れるな」とか
言ってしまうと、ありがとうの数はリセットされ、また最初から数えます。
早い話、「ありがとう」を言うから奇跡が起こるのではなく、
「不平不満を言わない」から奇跡が起きてしまうのです。
「不平不満を言わない」というのは、相当な苦行になります。
フッとした時に、無意識のうちに口にしている場合が多いです。
「疲れた」とか、「あいつのせいで」とか、「なんで私が」とか、
ついつい不平不満というのは、言ってしまうものです。
不平不満をずっと言わないというのは、ある意味相当なフラストレーションが貯まることになります。
フラストレーションを貯めて、それをエネルギーに転化して、願望が叶うこともあります。
「不平不満」というのは、マイナス言葉ですから、
プラスの言葉を連呼することよりも、マイナスの言葉を吐かないことの方が、はるかに大事なことなのです。
「不平不満」を言わないようにしただけでも、人生は驚くほど良い方向に進みます。
もし「不平不満」を言いそうになったら、その言葉を飲み込んでしまえばいいのです。
そうすれば、運が悪い人でも、人生を変えていくことは簡単にできます。
最高の開運法は、「ありがとう」ではなく「おめでとう」
相手を意識した「ありがとう」で運は良くなる
「ありがとう」という言葉。
とても良い言葉ですね。
他人に対して、感謝できる心というのは、いつまでも持ち続けたいものです。
一日に何度も「ありがとう」を言ってしまうと、言葉の有難みがなくなってしまいます。
例えば、一日何千回も「ありがとう」をつぶやいている時に、会社の上司が「コーヒーでも飲みな」とコーヒーを奢ってくれた時に、つい「ありがとうございます」と言ったとしても、その「ありがとう」の重みは、とても軽いものとなってしまいます。
「ありがとう」という言葉は、たまに言うからこそ、その言葉に重みが増してくるのです。
例えば、誰かれともなく、たくさんの女性に「愛してる」と言っている男性が、彼女に愛してると言ったとしても、その言葉の重みはあまりないですね。
「愛してる」という言葉を言われても、軽く感じてしまうということです。
一人の女性にだけ「愛してる」を言うからこそ、その言葉は本物となるわけです。
また、「ありがとう」という言葉を使う時に、何を意識するのか?ということはとても大事なことです。
どういうことかと言うと、「ありがとう」という言葉を言った時に、
「自分」に意識するか
「相手」に意識するか
では、運気的にも違ったものになります。
「ありがとう」を言う時に、
「何かを貰えて嬉しい自分」
「親切にしてもらって嬉しい自分」
「ラッキーと思っている自分」
という具合に、自分を意識することは、自我が強調されるので、運気的にはあまり良くはありません。
逆に
「何かを与えてくれた相手」
「親切にしてくれた相手」
「ラッキーをくれた相手」
という具合に、相手に意識すると、運はとても良くなっていきます。
「おめでとう」という言葉に邪気はない
「ありがとう」という言葉は、どちらかと言うと自我を意識した言葉ですね。
しかし、「おめでとう」という言葉は、相手を意識した言葉になります。
「おめでとう」という言葉は、自我を意識していないので、邪気は含ませれていません。
他人のことを100%思って口に出る言葉です。
逆に「ありがとう」というのは、感謝の言葉ではありますが、自分が「得(プラス)した状態」の時に口にするものです。
例えば、
「上司に昼飯を奢ってもらった」
「電車で席を譲ってもらった」
「仕事を手伝ってもらった」
という具合に、自分がプラスになっている状態で、「ありがとう」という言葉を使うことが多いですね。
自我を意識している状態と、他人を意識している状態では、運の強さも全く変わってきます。
運の神様というのは、「欲のない人」が大好きなので、自分のことばかり考えている人には、あまり微笑むことはないです。
「おめでとう」という言葉には、我欲が含まれていないので、この言葉を使うことで誰もが強運になることができます。
しかし、「おめでとう」と言える機会というのは、あまりないですね。
ですから、
「友人が結婚した時」とか
「友人の誕生日」とか
「知人が試験に合格した」とか
「友人が昇進した」とか
そういっためでたい事があった時には、一言「おめでとう」と言うと、とても運が良くなります。
斎藤一人さんが大成功した理由とは?
斎藤一人さんも100回のありがとうではなく1回のおめでとう
むかし、納税額日本一で有名になった、斎藤一人さんという方がいます。
現在は、「高額納税者」を政府が公表していない為、毎年どのくらい税金を納めているのかはわかりませんが、斎藤一人さんは日本でも有数のお金持ちであることは確かです。
この「高額納税者」と言われる、日本の「長者番付」は2005年に廃止されてしまいました。
斎藤一人さんは、たくさん本を出されているので、「運」に興味のある人であれば、たぶん知らない人はいない事でしょう。
斎藤一人さんも、「ツイてる」という言葉をたくさん言うことで、人生が好転していくと説いています。
それを真似て、「ツイてる」と連呼している人も多いのではないでしょうか。
しかし、「ツイてる」という言葉も、「ありがとう」と同じように、度を越して言ってしまうと、運の良いことが起こるどころか、悪いことが起こるようになります。
斎藤一人さんと言えば、「ツイてる」という言葉を思い浮かばれる人が多いかもしれませんね。
しかし、斎藤一人さんには、忘れてはならないもう一つの大切なセリフがあります。
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」
この言葉というのは、相手の幸運を祈るときに使いますね。
端的に短く言うと、「おめでとう」という言葉で表すこともできます。
斎藤一人さんが強運なのは、実は「ツイてる」言葉を連発しているからではなく、
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」
という言葉を出会う人すべてに言うからこそ、強運になれるわけです。
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」
という言葉、一度言ってみて下さい。
100%相手に意識している言葉であり、その言葉を言うことで自我が消えていきます。
自我が消えるというのは、煩悩が消えていくことと同じです。
よって、斎藤一人さんが事業で大成功したのも、
100回のありかとうではなく、1回のおめでとう
だったからです。
運の悪い人は「おめでとう」を言わない
他人の幸運を祈る機会というのは、あまりないですね。
斎藤一人さんのように、出会う人すべてに、
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」
と言うことができれば、きっと誰もが強運になることができることでしょう。
斎藤一人さんのように大成功して、本もいっぱい出していれば、本当の成功要因というのが、だんだんわからなくなってきます。
本当の成功要因で要の部分は、
「この人にすべての良きことが雪崩のごとく起きます」
という言葉にあります。
他人の幸運を祈る言葉である「おめでとう」というのは、無欲の状態が心の中を占めています。
一方、他人に感謝を伝える言葉である「ありがとう」というのは、我欲の状態が心の中を占めています。
自分が何かしらの得をしている状態だからこそ、「ありがとう」という言葉が出てくるわけですね。
自分が得をしていない状態では、「ありがとう」という言葉はなかなか出てくるものではありません。
ですから、自我を中心に考えているのは、煩悩を刺激することになるので、運が良くなっていくことはありません。
誰かに親切にしてもらった時に「ありがとう」と言うのは、ある意味当たり前のことなのです。
しかし、「おめでとう」と言う時には、自分が得をしているのではなく、相手が得をしている場合に使います。
「ありがとう」よりも「おめでとう」の方が、精神的レベルは100倍上なのです。
「おめでとう」と言う機会は、普通の生活ではほとんどありませんね。
ひどい人だと、数年に一回言うか言わないかという人もいるはずです。
数年に一回言う程度では、運気が低迷してしまうのも頷けます。
おめでとうという言葉で「妬み」の感情をクリアできる
「妬み」というマイナス感情は、なかなか表には出てこない
「おめでとう」という言葉には、邪気がないということをお話しました。
それだけ、「おめでとう」という言葉は精神的波動が高い言葉でもあるのです。
人間のマイナス感情には、あまり表に出てこないものがあります。
怒り、
悲しみ、
恨み、
憎しみ、
蔑み、
悔やみ
苦しみ、
・・・などなど。
これらのマイナス感情は、よく表に出てくるので、認識されやすいです。
しかし、なかなか表に出てこない、気づきにくいものがあります。
それが「妬み」というマイナス感情です。
「他人が優雅な生活を送っている」
「友人が自分よりも先に結婚した」
「友人が私よりもいい給料を貰っている」
人間というのは、こんな事でも、他人に対して「妬み」を持ってしまいます。
他人のことを妬んでいても、自分ではなかなか「妬んでいる」ということに気づきにくいものです。
また「妬み」という感情を持っていたとしても、特別悪い事が起こるわけではないので、「妬み」という感情を意識して取り除こうとする人はあまりいません。
しかし、「妬み」という感情をずっと持っていると、運気が飛躍的に良くなることはありません。
嫌いな人が出てきて、テレビのチャンネルを変えてしまう人
もしあなたが、次のように思うのなら、「妬み」という感情をいつも持っている可能性が高いです。
「人生はそこそこ平穏に暮らせているが、だからと言って運の良い人生とは思えない」
「妬み」という感情は、それを持っていても不都合なことが起こるわけではありません。
「怒り」という感情は、気持ちがイラついたり、夜眠れなかったり、誰かに不満を言ったり、無意識のうちに何らかのストレス発散に走ったり・・・ということで、自身でもその「怒り」という感情に気づきやすいです。
しかし、「妬み」という感情は意識しないと、なかなかそれに気づくことは難しいです。
テレビを見ている時に、嫌いな芸能人が出てきて、無意識のうちにチャンネル変えてしまったことのある人はいることと思います。
その芸能人が、
「たくさんお金を持っている」
「イケメンでお金持ちの人と結婚している」
といった場合、自分にないものを相手が持っていると、つい妬んでしまいがちになります。
自分にないものを持っている人を嫌うというのは、「妬み」そのものです。
また、自分が欲しい物を持っている人を嫌うわけですから、早い話、
「相手」を嫌っているのではなく、
「願望」を嫌っていることになるのです。
自身の「願望」に対して、否定的な感情を抱いているわけですから、あなたの「願望」が叶わないのは、とても理にかなっていることなのです。
もっとわかりやすく言うと、あなたが欲しがっているものを「既に手に入れている人」がテレビに出てきた時に、無意識のうちにチャンネルを変えた瞬間、あなたの願望が叶う道は絶たれたことになるのです。
ですから、「妬み」というマイナス感情を克服するには、斎藤一人さんのように
「この人に良きことが雪崩のごとく起きます」と言うといいのです。
もし、もっともっと飛躍的に運気をアップさせたいのであれば、「妬み」というマイナス感情をクリアにすることは、必須項目なのです。
どんなに頑張って「引き寄せの法則」で心地よい感情を保っていたとしても、テレビのチャンネルを変えた瞬間、願いが叶う道は確実に遠のいてしまうのです。
正直、「ありがとう」という言葉は誰でも言えるのです。
しかし、「おめでとう」という言葉を言うには、少しハードルが高くなってしまうので、なかなか口に出すことが難しいのです。
だからこそ、
100回のありがとうより、1回のおめでとう
なのです。
最後までお読み頂き、有難うございます。
2021/10/14