潜在意識の秘密を大公開!願望実現に必要な6つの常識

1.思いを忠実に再現するのが、潜在意識

願いを叶える方法はいろいろとありますが、世の中でよく見聞するものの中に、潜在意識というものがあります。
かなりポピュラーな言葉になったので、知らない人はいないことだと思います。

そもそも、潜在意識って何なの?

という人もいると思いますので、少しだけ説明したいと思います。

一般的に説明されているのが、

意識=顕在意識

無意識=潜在意識

意識っていうのは、パソコンのキーボードを打ったり、テレビを見たり、ご飯を食べたりして、常に何かを意識している状態です。
ボッーと空を眺めて星を見ているのも、意識の世界です。
星だと認識できなくても、その星を物体として認識している間は、意識の世界になります。

仮にその星を物体として認識できなくても、その背景(空)を認識している間は、意識の世界になります。

例えば、これから寝ようと思い、瞼を閉じて暗闇を認識している間も意識の世界になります。
その暗闇を認識できなくなった時に、眠り(無意識)の世界に入ることになります。

さて、この潜在意識を活用して、願いを叶えるには、潜在意識のことを深く理解しなければなりません。
潜在意識というのは、あなたの思いが蓄積されていく場所です。

例えば、「あの人は嫌いだ」と、強烈な思いを抱いたとします。
すると、その人に似た人物が現れると、無意識に避けるようになります。
また、嫌いな理由が、「自分のことを傷つけたから」というものであれば、それ以後、自分を傷つける現象には不安を覚えたり、攻撃したり、避けたりするようになります。

不安を覚えたり、相手を避けたりするのは、あくまでも、「あなたを守る為」です。
あなたの思いがより一層強くなれば、潜在意識においても、あなたを守る力が強烈に作用します。

朝起きられなくなったり、体が不調になったりするのも、「嫌いな人」から身を守る為に、潜在意識があなたの思いを忠実に再現したことにもなります。
また、職場で上司に毎日怒鳴られ、「あんな顔はもう見たくない」って思えば、それも潜在意識は忠実に現実の世界へ再現してくれます。

「あんな顔見たくない!」って思えば、上司の態度はさらにエスカレートして、あなたを傷つけるようになります。

それが潜在意識なのです。

2.潜在意識が感知できるのは、願望ではなく感情

あなたの願いは、「あんな顔はもう見たくない!」というものです。

それなのに、どうして上司の態度はさらにエスカレートしてしまうのでしょうか?

潜在意識の方でも、「上司の顔も見たくないのに、ご主人様(自分)は、どうして会社に行くのだろう?」、といったような事を認識します。
会社へ行かなければ、

上司の顔を見なくても済むはずなのに・・・

って、潜在意識は判断してしまいます。(実際に感知できるのは、感情だけです)

あなたは嫌だと思いながらも、会社へ行きます。
潜在意識は、あなたの「嫌だ」という思いを感知して、それを手助けしようとします。

あなたが会社へ行かないようになる為には、“あたなの一番嫌っている”ことが会社で起こればいいわけです。
そうすれば、あなたは必ず我慢しきれずに、会社へ行くのを拒むようになります。

上司の態度に腹を立てているわけですから、その上司の態度がもっとエスカレートすれば、会社に行こうとするあなたの気力は失われることになります。
退職、病気などで会社に行かなくなれば、潜在意識は役目を果たしたことになります。

感情というのは、とても大切です。
「あんな顔はもう見たくない!」という意識での願いを、イライラ、怒り、憎しみという感情に変換されて、潜在意識は認知するわけです。
ですから、潜在意識を活用するというのは、早い話、感情のコントロールをすることが目的なのです。

しかしながら、世の中で出回っている潜在意識の活用法は、イメージングなどのテクニックに頼る傾向が強いです。
「願いが叶っている自分」をイメージして、望みを叶えようとするのは、潜在意識のことを残念ながら理解していないことになります。

怒り、不安、悲しみ、憎しみ、苦しみ、妬み、恨み、辛さなどは、全てマイナス感情になります。
それらのマイナス感情を、正確に察知して、「その抱いた感情を忠実に再現」してくれるのが潜在意識なのです。

生きていれば、辛い事や苦しい事はたくさん起こります。
しかしながら、「辛い、苦しい!助けて!」というあなたの願いは、潜在意識に届かないのです。

潜在意識というのは、あなたの頭の中にあるわけですから、当然あなたを手助けしたいと、いつも思っています。

潜在意識というのは、あなたの「願望ではなく、感情」を聞き入れてくれるところなのです。

だからこそ、願望だけのイメージングは失敗に終わり、感情を刺激するイメージングは成功するのです。

3.「過去のマイナス感情」を全て断ち切る

潜在意識というのは、あなたの思いが蓄積されていく場所です。
という話を前にしました。
これから、潜在意識を使って、「願いを叶えるぞー!」と思っている人のほとんどが、同じ過ちを犯すことが多いです。

例えば、これから毎日、
「私はとても幸せです、感謝!」、
「希望の仕事に就いています、有難うございます」、
「私はお金をたくさん持っています」
という具合に、潜在意識に語りかけたとしましょう。

それらの感情は全て、喜びに満ちた幸せなものとなっています。
幸福感を演出し、自分の心を満たしてあげる事は、とても大切なことです。

しかし・・・

潜在意識というのは、「思いが蓄積されている場所」と言いましたよね。

これから、あなたが、良いイメージを描いたり肯定的な言葉を、毎日実践したとします。
ある人は、1年間も頑張ってやり通しました。
これだけやれば、潜在意識の方も、プラスの感情で満たされていることと思います。

しかし、忘れてはならない事があります!

潜在意識を活用する前の、過去に体験したマイナス感情。

仮に35歳の人が、思春期の15歳頃から現在まで、約20年という長い年月に渡って、マイナス感情を溜め込んだとします。

心の中をプラスの感情に満たしてあげることができたとしても、それはまるで、「北極の氷の上で、ストーブに暖まっている」ようなものです。
体の芯から暖まることはできないことでしょう。

部屋の中が汚ければ(マイナス)、どんなに真っ白で綺麗(プラス)な靴下を履いても、直ぐに汚れてしまいます。

どんなに「私は幸せだ!」と強く思っても、心の底にたくさんのマイナス感情が横たわっていれば、その「私は幸せだ!」という思いにも、マイナス感情が染み付いてしまいます。

ですから、潜在意識を活用して、生涯に渡って幸せになりたいのなら、

「過去のマイナス感情」を全て断ち切ることが先決です。

しかし、ほとんどの人は、「臭いものには蓋をする」ようです。

心の中に、怒り、不安、妬み、憎しみ、苦しみなどのマイナス感情がある人は、過去を振り返り、それらの感情を水に流してあげることです。

過去に蓄積された、20年間のマイナス感情。

現在、実行している、1年間のプラス感情。

どちらの感情があなたの人生に深く影響するかは、言わなくてもおわかりでしょう。

4.イメージしなくても、潜在意識は知っている

潜在意識と言えば、やはりイメージングやプラス思考がメインかもしれません。
お金や恋人や仕事など、欲しい物を引き寄せたいのであれば、「既に自分の物になっているかのようにイメージする」という教えが多いです。

しかしながら、潜在意識というのは、私達の想像をはるかに越えたものです。

いったい皆さんの潜在意識は、何処にあるのでしょうか?

もちろん、皆さんの頭の中にあります。
まさか、自分の潜在意識が他人の頭の中にあるなんてことはありませんよね。
何を言いたいのかというと、わざわざイメージなんかしなくても、

あなたが望んでいるものは既に、「潜在意識は知っている」

ということです。

他人の頭の中にあるのではなく、自分の頭の中にあるのですから、当然自分が望んでいるものを知っていても不思議ではありません。

何故かというと、前にもお話した通り、潜在意識というのは、「願望ではなく、感情」を聞き入れてくれる所だからです。

あなたは、一日のうちで、何回感情が動きましたか?

たぶん、感情が動いた回数を数えている人はいないと思います。
泣いたり、怒ったり、笑ったり、不安になったり、きっと数えたらキリがないことでしょう。

潜在意識というのは、精密なコンピューターをも凌ぐほどの驚くべき能力があります。

恋人に振られては、泣いたり。
あの人の性格は苦手だからと、嫌ったり。
恋人からの連絡がないと、悲しくなったり。
自分の思い通りにならないと、怒ったり。

あなたが過去にいろんな出来事を体験し、それに対して数えることができないほどの感情で反応しているはずです。

潜在意識というのは、感情が支配している所といっても過言ではありません。

人の顔を見て、眼が綺麗だとか、鼻が低いだとか、美人だとか、ブスだとか、きつい顔だとか、あんな顔いやだとか無意識に思っていることだと思います。
そういった、あなたの思いを全て集約して、潜在意識は勝手に、あなたの理想の顔を作り上げていきます。

今さら、「お金が欲しい!」なんて思わなくても、イメージしなくても、「お金を失った時に、悲しむ」ことを繰り返していれば、何を欲しがっているのかって事は、潜在意識が勝手にイメージしてくれます。

感情で引き寄せた全ての情報を集約しているからこそ、それらが全て行動となって表れるのです。

5.意識している間は、願いは叶わない

潜在意識を活用するにおいて、やはりマイナス感情を排除することはとても大切です。
ネガティブな感情を持ちやすい人は、意識的に「プラス思考」や「アファメーション」をすると良いでしょう。
「アファメーション」とは、常に肯定的な言葉を口にすることです。

「とっても、幸せ~」
「毎日が楽しい!」
「自分は運がいい!」
「ありがたいなー」
という具合に、肯定的な言葉を口にすることです。

「あの人は嫌い!」
「苦しい~!」
「辛い~!」
「こんな事やりたくない!」
といった否定的な言葉は、なるべく使わないことです。
マイナス感情を抱いてしまうと、ものの見事に、現実の世界に反映されてしまうからです。

プラス思考というのは、あくまでも準備体操や緊急避難的な意味あいのものです。
残念ながら、それだけで、願いが叶うというものではありません。

理由は二つあります。

「意識している間は、願いは叶わない」
「願いが叶っても、持続させなければ意味がない」

まずは一つ目の理由について説明します。

例えば、子供の頃、最初から自転車に乗れた人っているでしょうか?

最初は、親に支えてもらったり、自分で必死にバランスを取ったりしながら、練習していたはずです。

意識している間は、体も心も大変疲れますね。

「疲れる」というのは、マイナス感情以外の何物でもありません。

「バランスが取れなくて転びそう」という状態だから、「意識」しているわけです。
逆を言えば、「意識」しているって事は、「不完全」であることを証明していることにもなります。

ですから、意識してプラス思考しているうちは、願いは叶わないということです。

「自転車に乗る」ことと、「潜在意識の活用」を同じにするな!
と言われるかもしれません。

しかし、プラス思考を“意識しながら”実践している時って、疲れませんか?

“意識”しているって事は、そこに何らかのマイナス感情(疲れなど)や欲が介在していることになります。

無意識に自転車が乗れるようになってこそ、何処にでも行ける(願いが叶う)ようになるのです。

なぜなら、無意識というのは、潜在意識そのものだからです。

6.願いが叶っても、持続させなければ意味がない

二つ目の理由、「願いが叶っても、持続させなければ意味がない」とは、どういうことなのでしょうか?

例えば、

大金が手に入った。
素敵な恋人ができた。
懸賞で海外旅行が当たった

「プラス思考」、「イメージング」、「アファメーション」を活用して、それらの願いが叶ったとします。
願いが叶った、という事は、そこで潜在意識の活用を終了にする人が多いかもしれません。

潜在意識の活用においては、「願いを叶える」ことだけにスポットが当てられてしまいます。
仮に、素敵な恋人ができた場合、それで終わりということではなく、

「相手との関係を持続させる」という、また新たなスタートラインに立ったに過ぎません。

「相手との関係を持続」させる為に、さらに毎日イメージングやアファーメーションをしなければならないのでしょうか?

え?願いが叶った後も、潜在意識を活用しなければならないの?

え?いったい、いつまで続ければいいの?

「願いが叶った後のことまで、考えてない」という人が大部分を占めているのではないでしょうか。

願いが叶った後も、それを持続させる為にはいったいどうしたら良いのてしょうか?

一番大事なことは「中身が伴っている」ということです。

せっかく素晴らしい恋人に出会ったとしても、

それにふさわしい自分でなければ、いずれは相手が離れていくかもしれません。
また、相手ばかりに何かを求めている姿勢では、いつかは相手も愛想をつかして離れていくかもしれません。

「運も実力のうち」とは、よく言われることですが、運だけに頼って引き寄せたもの(実力がないもの)は、結局中身がないのですから、いずれ自分の元から去っていく可能性があることは想像できると思います。

「潜在意識」というのは、「実力」を補足するものであって、決してそれが主役ではないということです。

願いが叶わないのであれば、まずは努力してみるべきです。

努力しても、願いが叶わないのであれば、潜在意識を活用すればいいのです。

最後までお読み頂き、有難うございます。

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      2021/10/14

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